低温調理器

壊れた…

57度設定で99.8度はおかしいって。
なんか、先日からどうも様子がおかしいので、今日は張り付いてずっと観察してたんですが…
設定した温度に達すると音でお知らせ、そこから加熱したい時間分だけ温度を保って調理してくれる
ハズが、

沸騰寸前(Max)まで加熱 → 設定温度まで下がって保つ

こんな動きをしていました笑
鶏むね肉で自家製ハム、のつもりでしたがまぁ何というか茹で鶏…
仕方ないか…そんなに高いものじゃないから壊れちゃったか…

オーナーも DIY

Mk2 Cooper ‘S’ ご縁を次のオーナーにつないで、これから作業に入ります。
新しいオーナーはスポーティーにも使いたい!
ということで、午前中はカーペット等内装を取り除いて、午後はバケットシート取り付けの準備を
します。

エンジンも一度下ろします。
使用するサブフレームの剥離はオーナー自ら作業しています。
DIY で自分の車の作業に携われる、グレイスみたいなガレージの醍醐味かもしれない。
もちろん全てお任せいただく方のほうが圧倒的に多いですが、小物の掃除ひとつだってやれば
愛着も湧くというものです。

ボディの作業など、時にボロボロの個体をパネル交換などしながら剛性の備わった、錆に強い車体へと
蘇らせる…出口の遠い、心の折れそうんなる作業です。
オーナーが様子を見に寄ってくれたりすると、概ねお待たせしちゃうことが多いのでプレッシャーに
感じつつも、気持ちがより入って踏ん張る気合をもらったりします。
…こちらも人ですから。

今回のように車の橋渡し 前オーナーから相談をされて次の乗り手へつなぐ お任せ下さるケースが
増えました。
ありがたいことです。

最近ではだいぶ減りましたが、その昔は手塩にかけた車をどっかへ売っぱらわれちゃうことが少なく
ありませんでした。
確かに、煮ようが焼こうがオーナーの好きなんですが。
輸入するところからお世話している車も少なくないので、それやられると正直がっかりします。
開業以来、淡々と続けてくることでグレイスの車への向き合い方をご理解下さる方も増え、車が
どこかへ行ってしまうことはだいぶ減りました。
ありがたいことです。

グレイスの30周年を記念して作った、お得意様に粗品として配った手拭い。
使った日本の古典柄は『結び文』でした。
ちなみにミニの絵は娘のスケッチによるものです(当時小4)。

車(ミニ)と人を結ぶ
人と人を結ぶ
時代(製造当時)と時代(今)を結ぶ

そんな想いを込めて結び文を選びました。
今回もまた1件、『結ぶ』ことができました。

作業靴を洗いました

ここ数年、夫の夏の足元は専らワークマンのデッキシューズです。
安い、そしてゴムの耐久性がまぁ期待できるので。
…そうは言っても、日々機械油を土間で踏んでいるのでゴムのソールがだんだんと溶け、ソールと
本体をつなぐ縁のゴム(フォクシングテープ))が本体から剥がれ始めてしまったら、天寿を全う…

どうせ汚れて、長〜く履けるものではないのですが、汚いのは困るので1〜2回は洗います。
基本触るのはお客様の車、試運転や作業で車に乗ります(当たり前よね)から。

右が洗ったもの、左はこれから。
全体的に見てもそうですが、かかとの部分やキレイになりましょう?
黒もあるんですが(左端に写り込んでる)汚れてるんだかそうでもないのか、はたまた汚れが落ちた
のかそうでもないのか何にもわかんないので、次からは二度と買わないって言ってます笑

七夕だったけど

雨こそ降らなかったけど、夜空は見えませんでしたね七夕。
夏っぽい羊羹を食後に頂きました。
銘は「夏の浜辺」、虎屋 製。
夏の海を表現した錦玉羹がなんとも涼やかです。
カワセミの羽をも思い出させるような、清々しい色。

***
開けて7月8日。
今日もまぁ蒸すこと…何というか酸素が薄い。
ボディのスタッフが今日は、本館で作業しています。

レースカーだったミニのリヤサブフレームを、これから制作するラリー車に転用します。
これから制作する…?
これまで店主が国内で使ってきた、Almond Greem の Rover Cooper を若手に払い下げる計画。
乗れなければ、車は作れないからねっ!

店主は国内も赤 / 白で、少しイベントを絞りながら参戦予定です。

講習会参加のお知らせ

7月25日(火)は、メカニックが揃って、講習会受講のために終日不在にします。
この日は 10am – 5pm 迄 電話対応のみとなります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

***
当工場は国から自動車特定(分解)整備事業の許可を受けた『認証工場』です。
入り口には、該当事業者であることを示す黄色の標識が掲げてあります。
今回の講習は、我々が主に取り扱うミニに代表される年式の古い車にはおよそ無縁のものですが、
一般的な現代車の整備を担うには必要な許可です。
お客様が所有する他の車の、ちょっとしたお世話にも許可が必要です。
許可を得た事業者は、標識が黄色から若草色になります。

現代車は部品の供給も期限付きのようなところがあり、我々の取り扱う車たちとは性格的に相反する
ところが多いのですが、更に皆様のお役に立てるよう体制は常に整えて日々の事業にあたります。

重ねてご理解とご協力を予めお願い申し上げます。

さ、どんどんやるわよ

おじさんの日常の足、シルバーのミニも無事納まりました。
乗って帰る前に、既にビックリしてたから…乗ったらもっともっと。
慣らし運転が進めばエンジンはもっと軽くなるし、燃費も良くなる。

直せるって、尊いですよねー
これがイチイチ定期的に車を買い替えてたら?
なんて不経済なんでしょう。
人が道具に馴染むのに時間もかかるし。
ミニは設計の古い車、つまり…直すことを前提に考えられてる時代の車。
需要があるから、部品も作られてるし手に入ります。
経済的だし、馴染んだ道具を長く使うことができるし、一石二鳥いやそれ以上かもしれません。

昨日はミッションを1機 組みました。

材質や精度、道具の進化によって今、古い車の各機関をオーバーホールすることはとてもいい結果が
得られます。
うーん、上手く言えませんが様々技術が向上し、例えばミニが積んでる Aタイプエンジンを今組むと
組み合わせ如何でとてもいいものができる、ということ。
もちろんそこには、倫理観も大いに加味される必要があると我々は考えます。
学びを怠らず、時代とテクノロジーのすり合わせをすることで、とても良質な機関に仕上がります。

エンジンも、トランスミッションも、足廻りもしかり。
是非、これまでグレイスが積んできたデータに基づく、各種オーバーホールをご体感頂きたい、
強く思います。
それで、更に長くそばに置き道具として役立ち、暮らしの相棒としてあり続ける。
素敵なことだと思いませんか。

いつか、っていつ?

ミニのインジェクション車、外装あたりをちょちょっと小綺麗にした個体が、法外な値段で売買されて
いるのを見かけます。

美車!希少!とか何とか…

もちろんボディも大切ですが、車は「走って/曲がって/止まる」この基本動作が安全にできて
初めて人の役に立つのです。

このグレイスの在庫車は、1998年式 製造から実に四半世紀が経過しています。
どんなにキレイに丁寧に乗ってきても、経年劣化や道具としての疲労は現れます。
車自体の価値としては正直言ってありません。
そこに「走って/曲がって/止まる」基本動作を的確に授けたのが、このミニです。
ボディもリフレッシュし、内装も新品。

ストレスなく、製造から四半世紀が経過したミニのある暮らしが、すぐに始められます。

ミニは設計が古いし、今のテクノロジーとはおよそ無縁なので今ドキのクルマしか知らない人には
戸惑うこともあるかも…
イヤ、その昔を知っていても忘れてしまっている我々の世代もいるんです。
パワステなんて、高級車にしかなかったよ?
手巻きのウインド、知らないなんて言わせないよ?
“Automatic” なんてわざわざ言うのは、Manual があるからでしょ?
クーラーなんて、もともと付いてなかったよ?

いいじゃない、少しずつ慣れましょう。
昔を知る人はアナログな道具を思い出しながら。
年式の新しい人(=若い人)は、アナログに新鮮味を感じながら。
電子デバイスに支配されないアナログなその道具は、乗り手の五感を刺激してくれます。

古い設計ゆえに「直す」ことが基本。
今ドキの車のように使い捨てません。

これから先、ミニはその愛らしい見た目とは相反して、お世辞にも「可愛らしい値段」では買えない
車になっていくでしょう。
いつか、チャンスがあったら。
いつかっていつでしょう。
いつか、は今かも。

250万円でミニが始められる、今がそのチャンスかも。

いいもんだね

昨晩はささやかな家族のお祝いごとで、内々でお膳を囲みました。
お赤飯を軸に、会席料理っぽくしようかとも思いましたが、大皿で取り分けてワイワイ
やることにしました。
お赤飯はお持ち帰り頂くことに。

夫がお休みの日にフィッシュケーキを作って冷凍してくれてあるので(揚げるのも夫ですが)
私はそれ以外…

手前に見えてるのは、ペスカトーレの下拵えと、焼く順番を待っているピザ。
昨日はトマトベースのサラミと、ホワイトソースベースのビスマルク風の2枚。

前日にあらかじめ作っておいたスパニッシュオムレツと、低温調理器で作った鶏むね肉のハムを
主役にサラダ。
縁に七宝で鱗模様が施されたガラスの器で、キャロットラペを涼しげに。
食べ切ると底には、切子の技が施してあるなんとも涼やかな気に入りの器です。

ホントはピザをもう1枚、マルゲリータも用意してたんですがおなかいっぱい、ってことで…
少し落ち着いてからレアチーズケーキで〆にしました。
荒削り〜手作り感満載 笑

皆で他愛もない話をして、たらふく食べて。
いい会になりました。
ちゃんとお赤飯も持って帰ってもらいました。

縁起物の『つまもの』南天も添えました。
我が家の犬走りには、ちゃーんと南天が自生(勝手に生えてきた笑)してるので葉を摘んできて
冷ましたお赤飯に添えます。
(以前、温かいうちに乗せたら葉が黒っぽく変色…)
南天…難を転ずると呼んで、魔除けの効果があると言われます。
葉っぱには殺菌の効果も!

幸せのおすそ分け。
皆さんいい顔で、お帰りになりました。

夏越の祓

なごしのはらい と読みます。

今日は6月30日。
早いもので1年の半分が終わります。
半年分の穢れを祓い、残りの半年の息災を記念する行事。
大きい神社には茅の輪と呼ばれる結界が設けられ、そこをくぐって厄除けをします。

水無月と呼ぶお菓子があります。
ういろうの上に小豆が乗って、三角に切ったお菓子です。
小豆の赤は邪気を払う意味合いがあり、この行事には欠かせないお菓子です。

今年も自宅の近所の「たんの和菓子店」で求めました。
娘と、「まごまごしてると6月が終わっちゃう!」と慌てて出かけました。

皆さまには、どんな上半期でしたか?
我が家はなかなかに充実した上半期でしたが、後半も皆が安全で更に満ち足りた日々になるように。