季節が巡っていく

今日で11月も最後。
朝イチで、たんの和菓子店へ行きました。
クリスマスカードに、ちょっと何か添えたい人が何人かいるので。
目当ては雪だるまのお干菓子。
西洋の雪だるまとは違って、日本の雪だるまは日本人と同じで彫りが深くないので、きっとそれだと
わかるんでしょうが「ずいぶん違うねスノーマン」って思うんじゃないかな。

あとは、主菓子少々と栗蒸し羊羹の切り落とし。
切り落としはきっと朝しかないから…ウフフ。

雪の結晶が押してある、薄浅葱色のねりきりは『風花(かざはな)』、柚子を模したういろうも。
まだ暖かい日もありピンときませんがもう12月です。
和菓子は季節を少々先取りするので、敏感に感じられていいです。
今日は買い求めませんでしたが、寒牡丹と銘がついた主菓子も並んでいました。

以前もココに書きましたが、たんのさんへ行く時は通い籠を持参します。
こういうものを持参すれば、紙袋もらわなくても持ち帰れます。
すごい近所だったり、車で買いに行くのであればお盆とかでも全然アリですよね。

ちょっと拾いもの

娘が、ネットで画像の調べモのをしていたところ…
「ねぇ、古いの…」

今年のラリーは、コ・ドライバーが交代します

2013年6月4日の Blog の記事。
女房殿こと私が、店主であり夫の隣に乗る(コ・ドライバーを務める)ことをお知らせした時のもの。
夫の率直な気持ちが、包み隠さず記されています。
読み返してみると…10年続けてどうなったかは、いつもご覧下さってる方ならご存知ですよね。
老いを受け入れながらの身の丈にあった組み合わせは、いい具合にかみ合いしかも思った以上に
アグレッシブな活動に繋がっています。
スローライフ…笑

脇の短冊に居る記事へ、リンクもできましたので良かったら読んでみてください。
もう1つだけ見つけたので、それはまた日を改めて。

トラックは年1回なのよね

国内でラリーを一緒にやってる仲間が、グレイスのトラックまで一緒に買って持っていきました。
あれからもうすぐ3年かな。
トラックは毎年車検なので、ラリー車だけでなくトラックも割と頻繁にお里帰りします。

これが嫁にいくタイミングでグレイスのトラックはひとまわり大きくなったので、随分かわいらしい
サイズ感です。
とはいえ、整備するには…大きい。
これじゃぁ、大きくなったグレイスのトラックは整備できる気がしない…
何もかもいちいちデカイもの。

この姿はまず見ない

店主が肩からかけてるもの…

バッテリーケーブルです。
普段見かけるとすれば、バッテリーのターミナルに繋がれてる部分がほんのちょろっとだけ。
これが車全体に電気を届けます。
だいぶきました…こちらも準備。

塗り直して、てろってろ(ちょっとやりすぎたかな…、と店主 談)
もうちょっとで地に足がつきます。

***
さて、女房殿ことわたくしは…
恒例クリスマスカードの製作に勤しんでおります。
2014年に作り始めて、以来年々ハードルを上げて自分の首を絞めています笑

あちらの方々は、東洋的なものにすごく魅力を感じるし興味を持ちます。
せっかく日本から送るから、『和』っぽいものがいいですよね…と思って探すと、
富士山
芸者
花吹雪
浮世絵(大抵が役者絵)
どうもこの辺りばかりで(うっかりすると複合してデザインされてる)、今イチな上に安くない。
じゃぁ作ったろうじゃないの…と、始めたんです。

2014

2015
この年は、マン島ラリーに行く時 手土産に掌に乗るだるま(Wishing Doll)を持っていったんです。

ちょっと飛んで 2019
このあたりからぐっと飛躍 笑
これはかなりのお気に入りでした。
切り抜いた紙に、透かし切りの古典柄(青海波・麻の葉・七宝)折り紙を裏から貼りました。
白の麻の葉は、グレーの画用紙で裏打ちするという手の込みよう。

2020
画像ありませんが、宝船の絵を描きました。
正月2日に、七福神が乗った宝船の絵を枕の下へ置いて寝ると、いい初夢を見られるという言い伝え
そのくらいを、英語でどうにか書いて添えた覚えがあります。
やった人がどれだけいるかは、果たして疑問です笑

2021
新兵器導入、エンボスペンとフレーク、エンボスヒーターを使ってリースっぽく描きました。
和っぽくはないけど、手作り感満載。

さて今年は…

濃いグレーのマーメイド紙にスタンプを使ってエンボス加工をして、そこに小梅を散らして…
和洋折衷のリースっぽく仕上げます。
トップには水引で拵えたリボンをグルーガンでつけます。

カワイイし、そこそこ気に入ってるんですが…貼り付けに時間かかる…
手作りのカードには毎年、年賀状に使うハガキを添えて発送しています。
グレイスのお客様は皆様ご存知かと思いますが、毎年ラリー車の写真を使っています。
活動報告のつもりで同封しているのですが今年は上半期、全日本に3戦出ましたが何というか
パっとしないので、趣向を変えました。
12月の上旬に印刷が上がってくるので、それまでには発送するまでにしておきます。


去秋〜冬はイタリアに航空便が遅れず、まさかの船便で対応したりしてました。
航空便 “Air Mail” でなかったら、なんて封筒に書いたらいいんだ?
調べたら

Surface Mail

へー!
Air = 空 に対して、Surface = 地球の表面 をつたって送られるから…なーるーほーどー!
でも一応書かずに郵便局へ持ち込み、「いつ着くかわかんないよ」とかさんざん言われながらも
「出さなきゃ着かないでしょ」と押し切って手続き。
窓口でハンコを押してくれました。

Sea Mail

なーんだ。
…そんなこともありましたっけ。
とにもかくにも、年行事 クリスマスカードのミッションは、目下遂行中です。

寒くなってきたし

月曜の買い出しで、ついに手を出しました。

マッシュルーム 箱買い

朝からソテーしました。
しばらくありつけてない English Breakfast にはよく登場します。
卵料理にベーコン、ソーセージ、ビーンズ、焼きトマト、ハッシュブラウン…あたりでしょうか。
あぁまた食べたいなぁ…

それはさておき、すんごい量のマッシュルーム…寒くなってきましたしスープでいただきます。
ジャガイモとマッシュルームと牛乳、シンプルですけどかなり濃厚なのが出来上がりました。

なんかコンクリみたい…でも美味しかった ❤︎
体もあったまりました。

旅のおまけ 近江町市場買い出し

カニ
再三書いているように、立冬の頃に合わせてカニが解禁になっていたので、市場はカニ一色。
進物好適品の極品から、足が1本はずれちゃってる アウトレット的な売り方してるものまで。
私みたいな「とうしろう」向けに、足だけのパック/ほぐし身 x ミソ Mix だけのパックなんてのも。
(もちろん我が家はこれを購入 笑)
おさらいですが、石川県のカニ(たらば)はブランディングされていて
加能ガニ オス
香箱ガニ メス
と呼ばれます。

帰宅してから、パック詰めの新鮮なバラ・足に下仁田ネギを合わせて、塩味でパスタを作りました。

のどぐろ
お世話になった方に押寿司を持ち帰りたくて(カニは常温でその日のうち、他も翌日が賞味期限)、
畏れ多くも自家用に「のどぐろ」の押し寿司を…
グルメメカには、のどぐろの開きを持ち帰りました。


加賀野菜
京野菜のように、こちらもブランディングされていて、加賀野菜を名乗っていい野菜はわずか
15種に限られます。
生産量や育てやすさの為にいたずらに改良しないように、等『守る』ために苦労も多いようです。
これまでも幾つか試してみましたが、今回は金時草(きんじそう)・加賀れんこんと加賀春菊を買い
求めて帰ってきました。
金時草
金時草は、食堂に滑り込んだ時に天ぷらで頂きましたが、八百屋さんに美味しい食べ方を聞きました。

「三杯酢がいいよ!」

少しぬめり気のある野菜だそうで、葉をサっと茹でてザクッと切ったら三杯酢に和えておろし生姜や
針生姜を添えると美味、と。
葉の裏が紫色をした金時草、酢に交わると色も鮮やか味わいも爽やか。
素敵な味わいを知りました。

加賀れんこん
豚のひき肉があったので、つくねっぽくしました。
出来上がった日は自家製のポン酢で、翌日は茄子・ピーマンと一緒に炒めて甘酢あんを絡めました。
奥の鉢は、カニ足を贅沢に使ったカニ玉です。

加賀春菊
普通の春菊より葉の形がほんわかしています。
豚肉とさっと炒めたり、湯豆腐やお鍋にも入れましたし、胡麻和えもきっと美味しいだろうなぁ。

あぁ楽しい。
嫁に来るまで日本海側とは縁のない私でしたが、お墓があったおかげで楽しい思いをしています。
暮れはブリ祭りだな…
太平洋側は『マグロ』ですが、日本海側は『ブリ』なんですよね。
楽しみだなぁ…

旅のおまけ 金沢 食三昧

墓参りや法事で何度も金沢を訪れるようになってから、当然土地に少しずつ詳しくなっていきました。
新幹線を使うわけでもないのに駅近に泊まってみたり、いろんなことをしましたが…

金沢では市場(近江町)のそばに泊まれば困らない
朝っぱらから海鮮丼食べられますし(これは鰤丼)

『武蔵』交差点を挟んで向かいは、エムザ(百貨店です)ですからお土産やらの調達に困りません。
(そうはいっても我々、エムザにはほぼ行きませんが…)
飲食店を含むお店もよりどりみどりです。
能登牛の店もホテルから歩いて3分でした。
東京に置き換えると、銀座と築地の両方の性質を併せ持つ…そんな感じでしょうか。
そして観光名所あれこれが徒歩圏内、散策にはもってこい。

***
納骨を終え、ひととおり済んでひと息。
安堵と寂しさと、入り混じりながら晩御飯はさぁどこにしようか。
前の週にカニ漁が解禁になっていて、市場にもカニが溢れていました。
石川県で取れるカニは「加能ガニ」(雄)と「香箱ガニ」(雌)とブランド化されています。
当然今日は、カニにありつきたいところです。
ところが目星をつけていた店は、電話も出ない…
どの店もこの店も、みーんな予約で回していて、飛び込みは門前払い。
おそらく観光客だけでなく地元の人たちも、解禁になったカニを専門店で味わうんでしょう。
さぁ困った。
そんな時は、困った時の市場メシ。
ラストオーダー間際でしたが、その名も『近江町食堂』へ飛び込みました。
大抵、お店は外しません笑

白エビ(富山の名産)のかき揚げ…すごいボリューム!

そしてカニのチラシ

コレ度肝を抜かれました…鰤カマ

これに刺身の盛り合わせをつけて…もうお腹いっぱいです。
店を出て振り返ったら、もう閉店。
歩いて3分でホテルですから、あぁ灯台下暗し笑

暴飲暴食対策に、せめて朝食のヨーグルト(まだ食べる笑)をとコンビニで買い物したって10分。
帰宅の日には毎度、市場で買い物をして金沢の食を持ち帰ります。
カニを買って帰る?家で無駄なくさばけるの…?

翌朝の市場買い出しへ つづく