BBC のキャスターが、一連の女王崩御の報道の締めくくりに言った言葉です。
Queen Elizabeth II has gone, but she will surely never be forgotten.
女王エリザベス2世は去ったが、彼女はきっと忘れられないだろう
https://youtu.be/V_gy9DFtw5U
報道などでご覧になった方も多いかと思いますが、貼ります。
儀式の力を信じていたという女王の葬儀。
綿密に立てられた計画には、女王の意思と希望が随所に組み込まれていたといいます。
旅立ってもなお、国の団結とその行く末を照らした女王。
首都ロンドンでの葬送はそれは厳粛かつ重厚なものでした。
隣り合う仲間と腕を組み、砲台に乗せられた女王の棺を引く海軍水兵や、バグパイパーズの列、
歴史絵巻を見るようですが、それは即ち参列する皆の忠誠が姿に現れているようで、遠い国から何か
引き締まる思いで見ていました。
一転、居城であったウィンザー城へ。
盛大な葬列なんですが、家へ帰るからなのか…どことなくプライベートな感じもしました。
人垣を過ぎ、ゲートをくぐると芝生を貫く1本の道。
その両脇には、帯状に切り花が敷き詰められていました。
すごくナチュラルで、ふんわりした…帰ってきた、そんな雰囲気を感じました。
お人柄が表れているような、これでゆっくり休めるのかな、そんな気持ちになりました。
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ウィリアム皇太子の上2人のお子さんが葬列に参加したのも、非常に興味深かったです。
葬儀は長い時間に渡るので難しい判断だったと報道にありましたが、実は王位継承順位2位・3位で
あり、いろんな意味でとても価値のある参列だったのではと私は思います。
このような場面でどう立ち回るか、大人はその場でどうにか繕えても子供はそうはいきません。
普段からどのように女王と接し、ひいおばあちゃんをどのように理解していたていたかが、透けて
見えるようで、心を打たれました。
ご両親の教えだなぁ…と、子を持つ親として、素晴らしいと思いました。
特殊な環境 …いろいろあったろうし、今もあるだろうし、この先もまだまだあるんでしょうが…
それでも、このお子さま方とそのご両親が、ますます幸せなご家庭を育まれるように…
そんなことを思いながら、葬送を見ていました。
きっとひいおばあちゃんが守ってくれます。
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余談。
ちょいとミーハーなのですが、軍服で列席している人が軒並み聖堂に入ると帽子を脱いでいるのに、
アン王女は軍帽を脱がなかったんですよね…
どうしてだろう…きっと理由があるはず。
(画像は Getty Images 他 より)
ちょっと調べたところ…
中世ヨーロッパのキリスト教の教会において、女性はヴェールか帽子で頭を覆うことが義務付けられて
いたことに由来する、という説があるようです。
同様に、食事を取る席でも女性は脱がなくてもよいとされていたそうです。
きっとこれだ〜 ❤︎
納得。
ここでいう帽子は、それこそ軍帽だったりファシネーター(装飾性の高い頭の装身具)の類ですよね。
でもファミレスとかで、帽子とらないでご飯食べてるのとか見ると引くわ笑