今年もはじまる

WRC(World Rally Championship)が雪のモンテカルロで開幕
全日本ラリーは、3月の新城ラリーで開幕です。
(我らが参戦を予定するも早々にキャンセルになった雪の嬬恋ラリーは、2022年の全日本
カレンダーから外れていました笑)

我々は2009年以来、毎年マン島ラリーに参戦していましたが、2018年まさかの間際で
イベント中止という災難に見舞われました。
今でこそ、ホイホイキャンセルや延期は当たり前ですがその当時(2018)、大きい大会が
中止になるなんてありえないことでした。
(実は2011年にもマン島ラリーは中止になっており、同じ大会で2度も喰らうなんて運が
悪すぎなんですが…)

まさかのマン島ラリー中止で、ぽっかり空いたスケジュール。
傷心旅行に出かけても詮無いことで、だったらそもそも居ない予定なんだから国内用の車両を
作って仕上げよう、これまでできてなかった国内ラリーに出ようじゃないか。
そんなわけで始まった国内の活動。

そこを転換点として、それまでできずじまいだった国内ラリーへの参戦を始めました。
(車両は2週間で完成)

2019年12月、中国武漢で新型コロナウイルスの感染者が出て。
そこから2か月足らずのうちに、地球規模の流行…パンデミックに発展しました。
人の移動・集まることが厳しく制限され、集会レベルすらできなくなりました。
海外渡航など夢のまた夢。
あぁそんな頃もあったねぇ…と、もうずいぶん前のことのように感じます。
そういう間にも繰り返し押し寄せる津波の如く、年越しからこのかたまたもや感染症に
翻弄されています。

2018年のマン島ラリー中止に見舞われ、国内ラリーへの道筋をつけたおかげで『瓢箪から駒』的な結果になりました。
パンデミックで外へ出られなくても、内で活動できます。
残念なことにずっと無観客なので、目の前でミニの走りの冴えをご覧いただけないのは
大変残念ですが…でも、オープンクラスの準レギュラーくらいには認識されるように
なりました。
モータースポーツのフィールドはグレイスの、メカニックとしての技術研鑽の場でも
あるので、継続的に場を踏めることはとても重要なんです。

競技車の業界も、使い捨て的な流れになってしまっています。
新しい車しか競技に使えない、使える車がどんどん限られてきてしまっています。
そんな中で…どうやら来年、全日本ラリーの車両クラスが大幅に見直されるようです。
ミニが競技車としてもサスティナブルである、ってことが存分にアピールできるチャンス。
まだハッキリとは見通せませんが、ミニの可能性をもっと知ってもらえるかなぁ…と
取らぬ狸の皮算用。


3月18日(金)〜3月20日(日)

その間は、店がメカニック不在になります。
ご不便をおかけいたします。