変身中

GG の本番車になるべく、目下変身中。

ドアにポケットがない年式なんです。
運転席側はネット(網)を貼り付けて車検証が入るようになっていますが、ちょっとした手荷物すら
入れるところがない…

少々不格好ですが、Rover Mini のドアポケットを少し加工してつけました。
メーターも、オリジナルは使いづらいので Rover のに変更しました。
OK / SOS ボードも、上でパウチして作ってたみたいだし。
国内の規定だと、A3 が2枚必要とされています。
海外のイベントは、今ドキロードブックの最終ページに折り畳んで付属してます。
ロードブックは A5 が一般的なので、広げて A4 サイズ。
A3 必要かなぁ…

講習会参加のお知らせ

7月25日(火)は、メカニックが揃って、講習会受講のために終日不在にします。
この日は 10am – 5pm 迄 電話対応のみとなります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

***
当工場は国から自動車特定(分解)整備事業の許可を受けた『認証工場』です。
入り口には、該当事業者であることを示す黄色の標識が掲げてあります。
今回の講習は、我々が主に取り扱うミニに代表される年式の古い車にはおよそ無縁のものですが、
一般的な現代車の整備を担うには必要な許可です。
お客様が所有する他の車の、ちょっとしたお世話にも許可が必要です。
許可を得た事業者は、標識が黄色から若草色になります。

現代車は部品の供給も期限付きのようなところがあり、我々の取り扱う車たちとは性格的に相反する
ところが多いのですが、更に皆様のお役に立てるよう体制は常に整えて日々の事業にあたります。

重ねてご理解とご協力を予めお願い申し上げます。

リフレッシュします

先日引き取った90年代のミニを、リフレッシュします。

お天気いいのでこれから高圧洗浄機かな。

***
Mk1 850 エンジンも、合間で進めています。
スタッドボルトを立てて(コレ昨日)

今日は色を入れて帰宅したいと思っています。
(たぶんできます)

Rally of Tsumagoi 2023 Leg2

スケジュール的には昨日の方がタフ、今日は朝からですが4本しかないので昼過ぎには終わります。
たった4本ですから、ここまできたら道の上に残ってね!

無難に2本終えてサービスへ。
スタッドタイヤの使用はステージの中に限り許可されていますが、昨晩に引き続き山の上のステージ
の連続する箇所は、タイヤ交換しないまま(つまり移動もスタッドタイヤのまま)通行してよろしい
という裁定が降りたので、『あること』に挑戦することにしました。

4輪スタッドで走る

そんなの、雪のラリーじゃあったりまえなんですけど、このラリーの規則と自分らが用意できる
人材とを考えると、無理だったので諦めていました。
でも、最終セクション(最後にサービスがない)なら?

現地のサービスパークから、サービス中にこちら(お留守番組)に入電。
SS10 のタイヤ交換ゾーンの座標を送ってくれ!
というものでした。

ホイきた!
座標を送ってあとは、位置確認ツールで間に合うのかどうかモニターしていました。

2019年にタイヤを交換していた時は、もう何というか寂寥感とか虚しさとかが漂っていました。
ブーツリッド開けっ放しでタイヤを取り替えてて、トランクの中が雪で真っ白になるほど吹雪いて
いた時もありましたっけ…ドライバーの足もとはレーシングシューズですから底薄…極寒…

今回は、タイヤ交換ゾーンでサービス員による補助作業が承認されているので、同じことをしている
とは思えないような活気。
なにこれー笑

ウチも!こじんまりしてますが4本持ってきましたよスタッドタイヤ!
じゃ取り替えます。
4本スタッドだとどんな感じでしょう…

やっぱり4本履いてグイグイいければ違ったらしく、最終SS 出口でのインタビューはご機嫌でした。

雪は少なめ
あったかめ

とはいえ、過酷な条件下での競技の運営、毎度本当に頭が下がります。
寒さで機材は言うことを聞かないこともあるだろうし、山の中ですから電波も然り。
条件に左右されずに安全な運営を保つのは、骨の折れることだと思います。
社会情勢で無観客になったとて、主催者のご苦労は減りません。
人の往来がない分の負担は減っても、その分発信することに期待されている(期待してた)し…
観客やファンが、嬬恋村をこのラリーで訪れることができなかったのはとても残念ですが、もういい
加減、それも終わるでしょう。
日本は激しく遅いけど、世界は刻々と変化していますからまたラリーのステージに観客が戻ってくる
(あ…日本は激しく限定的にしか見られないんだった…そこは改まっていくんだろうか)
でしょう。
見てくれている人がいないってことは、生で伝えられない。
ミニの素晴らしさやラリーの楽しさを伝える手段の一として、ラリーを続けている部分もあるので、
早く日本も、そういう環境になってもらいたい。


今回、いつもと違う尽くしの女房殿こと私でした。
いつもは…

ストレートカットがうるさい車内で
時間に支配されながら
日程を1秒でも早くこなせるように、車を(運ちゃんを)コントロールする

のが私の仕事。
今回は…

温い部屋で
クルーをいろんな手段を使って追いかけて
ハラハラ(ホっと)する


終始そんな感じでした。
電波の安定しないトラッキングを、ハラハラしながら見ているサービスの面々の気持ちもよーく
わかったし、一方でラリーを観戦する楽しさも久しぶりに味わいました。

そして今回は事前に、「コドライバー指南+キタニクルーのメソッドを伝える」というミッションが
ありました。
ドライバーで出場経験のあるクラブ員が、今回夫とクルーを組みました。
概ね上手くいったのですが、時間管理の理解が浅かったようでつまらないほころびが出てしまい
ました…失敗。

そして 10pm 過ぎ、トランポから競技車を下ろした上で、帰宅。
帰宅後の感想などは、また改めて。

イヤ近年稀にみる寒さ

7pm 女房殿が帰宅した時分の、外気温計。
うぇ上郷寒い…

***
遠近感おかしな感じしますねー奥はランドローバーのエンジンです。
どうりででっかいわけです笑
オーバーホールの支度です。

手前は店主の本番車エンジン。
この後、積むだけ積んで帰宅しました。

2019ラリーオブ嬬恋ふりかえり 

2018年にマン島ラリーの中止を喰らった我々。
恨みがましく傷心旅行に行っても全く意味がないので、その時間を国内で使うラリー車の制作に充てる
ことにしました。
それが、2018年の9月のこと。
11月には、全日本の最終戦(当時)新城ラリーに参戦しました。

年が明けて2月。
ラリーオブ嬬恋にエントリー。
スノーラリーです。
スパイクタイヤは、国際格式の一部の車両以外は装着を許されていません。
四駆の皆さんはラリスタ(ラリースタッドレスタイヤ)っていう有能な武器があるので、スイスイ
走れます。
二駆は…ラリスタじゃあんまり効果ない…ので、まさかのチェーン。
しかも路面を痛めるからという理由で、ステージの前後で着脱を要求されます。
チェーンの着脱なんてしてられませんから、バチバチに張ったチェーンをかませたタイヤを2本積んで
ステージを走る前に付け替え、走り終わったら付け替え…
ラリーをしに行ったんだか、タイヤ交換に行ったんだか、わからなくなるほどにタイヤを付けたり
外したりしていました。
一応スパイクタイヤを持参し、車検の時に掛け合ったものの通りませんでした。

小さな車、の割にはトランクの容量は優秀ですがチェーンつきのタイヤとなると話は別。
12インチじゃ積めないので、最低地上高がきになるところですが10インチしか選択の余地がなく…

四駆はスイスイ、二駆はタイヤ交換に時間を取られ。
でも、与えられている時間は同じ…不公平だし、安全上の問題も出てきます。
(ラリーは時間に支配されるスポーツ、与えられる時間には正確でないとペナルティを受けます)
加えて1日目夕方ーナイトを走った段階で、チェーンがだいぶ削れてきていてあと2日はとても
持つまい、ということと車体の損傷(オーバーフェンダー廻り)が見受けられて色々危ない…そんな
状況になってきました。

2日目の朝、サービスのスタッフが朝風呂で競技役員の1人と現状の話をした話をしたそうで、
入浴後に我々の部屋へやってきました。
現状を文面で提出してもらえれば考慮する、という話を取り付けたという報告でした。
すぐさまラリーの HQ(ヘッドクォーター)へ提出、賞典外という形でスパイクタイヤの使用を
認めてくれました。
公式通知が出ました。

タイヤの付け外しは相変わらずだったものの、いつ切れるかもしれないチェーンで競技をするという
事態は免れました。

YouTube で実況を配信していたナイトステージで
ご丁寧にスペクテイターを入れている、照明完備のエリアで
フィニッシュまであと少しというところで
押すハメになろうとは…
(ちょっとアクセルを躊躇したら皆さんが蹴っていった雪の山へ向かって行ってしまい車高低いんで
カメになってしまいました。
他にそんなドラマチック?なことになったクルーはおらず…笑)

セレモニアルフィニッシュで、外へ出て(笑)是非応えたらいいち言われ

さぁ、ともかくl今年の1発目、真冬のお祭りまであと3週間です。

伝統的な儀式に触れる

エリザベス2世崩御の翌日、ロンドンの St. James 宮殿では『王位継承評議会』が開かれ王位の継承が
宣言されました。
引き続き新国王による即位宣誓式が行われ、これまでは非公式で行われてきた儀式ですが、今回初めて
テレビカメラが入り中継されました。
評議会の参加者は、枢密院(国王の諮問機関、主要閣僚・国教会大司教・法曹高官等)の議員。
儀式には十分に慣れているであろう彼らが、新国王の宣誓を聞いて涙を浮かべていました。

評議会には、法的な力はありません。
なぜなら、先帝が亡くなった瞬間に王位継承1位の皇太子に王位は移っているので…
評議会は、あくまでも儀式です。

評議会の後には、チャールズ3世が即位したことを世に知らせる王位継承の布告が読み上げられました。
新国王の即位を市井に広布する儀式です。
今この世の中は、報道や SNS などで世界中のありとあらゆることを、割とリアルタイムで知ることが
できます。
でも、こんなのここ数十年の話。
ほんのすこし前までは、そんなツールはありません。
ですから昔から、全土に新国王の即位を知らせるための儀式がありました。

評議会と同日にロンドンで、翌日には全土各地で布告が行われます。
BBC の中継でこんなことを言っていました。

奇妙な帽子をかぶり、難解な言葉でなされる、これまで閉ざされてきた伝統的な儀式。
それが現代のツールで中継がなされた、とても興味深いで意義あることだ、と。
国民が伝統的な儀式に触れることで、歴史と繋がった瞬間だ、とも言っていました。
国民が国の伝統を知る、それは団結につながります。
君主制においてとても重要なことです、と。

君主制がどうなっていくか、国王の交代で状況が変わるかもしれません。
女王がスコットランドで晩年を過ごし最期を迎えたことは意味がありそうです。
時代が君主を求めるているのかどうか。
少なくとも1つの時代が終わったのは事実です。

雨台風

昨夜帰宅後、汗を流して袖を通したポロシャツは…

Austin Healey Sprite の 60週年を記念して、Austin Healey Club of Japan が仲間と作ったもの。
会長さんと深い縁があって、いただきました。
なかなかグレイスを発たない(発てない?)赤い Sprite 。
いつ準備できるかな…

***
上から下ろした左ハンドルの Mk1 、空気の薄い中進めています。

***
さて別館、ボディーワークでは目下 MGB のボディをリフレッシュ中です。
だいぶ進んだとあちらから報告がありました。


台風は暴風域は伴わず、代わりに激しい雨…
横浜はぶっ通しというよりは時折激しく降って、また降ってを繰り返して山は越した感じです。
台風が駆け抜けることで前線などが刺激され、湿った空気がふんだんに送り込まれて雨が降り続いて
いる地域があります…心配です。
これ以上もう、被害が広がらないように願うばかりです。

気分を変えて、娘が可愛がってるキャラクター『もち人間』の最近のつぶやきです。

夏休み、世の中の厳しさを知る出来事があったようです…笑

ガラっと入れ替えて

車検で入庫中、このタイミングでエンジンを O/H しブレーキなども見直します。
もうエンジンベイは空っぽです。

***
部品の質が悪くて…
素材の質、の問題もあれば人災的なのも。
例えば。

ミニの Mk3 〜 のドアハンドルですが、ギザギザが…下。
ズバリ逆、ギザギザは上。
製造元は検品とかしないのかな。
お客様から引き取って、ボディの傷んだ箇所を修正した折に付け替えたドアハンドル。
カギをバラして組み替えることもできますが、昔のそれより素材がチャサいので、できれば
組み替えはしたくないんですよね…

やれオリジナルの状態がどーとかこーとかギャーギャー言う人がいますが、部品の機能が
元の状態に忠実でないっていうのは…どうなの?