私の仕事は

メカニックですが、時に営業だったり、コンサルタントだったり。
大工さん、電気屋さん…古い車にまつわることなら何でもします。

新たに車に乗ろうとする人
カタログに載っているものを買うわけではないので…
夢で頭がいっぱいの「購入を検討している人」に、最良の方法を知ってもらいます。
最良の方法とひと口に言っても、その人その人で違います。

予算がネックになっている人に、どこにお金をかけるべきかを提案
特化した使い方(スポーツ/スポーティーにに使う)をしたい人への提案
思い余ってスペックを妄想しちゃってる人に、車の性能を引き出すのに何が必要かを説く

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目下、自分で所有して維持している人。
ココは一番メカニックらしい仕事ができるかな。


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そして実は終活も。
次のオーナーを探すことなんかは序の口。
手放すことを本人が望んでいないケース(すでに乗れなくなって久しかったりする)もある。
本人は記憶と願望とが交錯して、現実とはかけ離れたことを言ってたり。
説いて納得…してもらえないこともあるけど、そこは車の為を思って理解してもらうよう努力。
そうなりたくないと知恵を求められて、「車の身の振り方」を書き遺してる人も居ます。

不敬だ、縁起でもない、と現実から目をそらす人はたくさんいますが、車の為を思えば動かなくなる
ことは車にとっては「死」も同然。
長く愛して傍に置いて暮らしを便利にそして色鮮やかにした、相棒の身の振り方にけじめつけるのは他でもないオーナーの責任だと思います。
もどかしさとか、でももうちょっと…とか、そういった心模様は理解しつつもでも、可能なら
車の為、自分と周りの為に自分で決めてもらいたいところです。
きっとそういう締めくくりは、いい記憶として残ります。
無理矢理では負の感情しか残らず、せっかく長く積み上げたいい思い出が台無しになるでしょう。

いわゆる「終活」のお手伝いには、母や兄を送ったプライベートでの経験が大いに役に立っています。

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そして今、いろいろ受け入れられない姉を説くのに、日々の経験が役に立っています…