去りゆく夏に、盛夏のことを少々 ⑤

少々、という割には随分長い…もうすぐ終わりますので(笑)もうしばらくおつきあい下さい。

***
動きたくないくらい満腹ですが、仲居さんに

「夜のお散歩、是非いらしてくださいね〜川向こうの竹林、夜はまた趣があります。」

と、体良く部屋から追い出され…
それもそのはず、上げ膳据え膳を熱望しお部屋へお食事を運んでもらいましたから。
そして食堂が寝間になるんだもの。
しかもお支度までしてもらっちゃうんですから。

邪魔。

さぁて、退場を命ぜられ腹ごなしに夜の散歩。
温泉地にはポツポツ足湯ポイントがあります。

お部屋から見えた朱塗りの橋。
これを渡って、例の竹林の小径へ向かいます。
仲居さん曰く、京都嵐山の竹林をイメージしてもらうとちょっと見劣りしますが…と。

いい雰囲気だよ?
川の音がなかなかに勇ましい…さわさわというよりはドードーに近いのかな。

この後、露天風呂に入って満足満足。
いつもより随分早く床に就きました。

お布団を敷き終わって仲居さんは、朝ごはんの時間を確認して下がっていきました。
朝ごはん…こんなに食べたけど夜が明けたらまたご飯…大丈夫かな笑

去りゆく夏に、盛夏の小旅行のことを少々 ⑥ へつづく

去りゆく夏に、盛夏の小旅行のことを少々 ④

さぁお食事の時間です。
お膳にはお献立書がありました。
この旅館では、お料理に温泉水を使っているそうです。
修善寺温泉のお湯の特徴を見ると、『アルカリ性単純温泉』とあります。
単純温泉とは、成分が単純なのではなく含有成分量が一定に達していないものを指すそうです。
つまり、優しくマイルドな成分、ってこと。

◇箸付(先付)
胡麻豆腐
伊豆アマゴ昆布〆、巻玉子、蓮芋、茗荷子、山葵、美味出汁
玉蜀黍(とうもろこし)摺り流し
穂花、加賀太瓜
◇前菜
鱧寿司、鬼灯玉子、桃白酢掛け、白瓜昆布押し、川海老

自家製漬物の盛り合わせが中央に置かれ、取り分けて頂きました。

◇御椀(がっついて食べちゃって画像なし笑)
ずわい蟹進丈
鱸くず打ち、焼無花果、実柚子、おかひじき、パプリカ、じゅんさい

◇御造り

◇焼八寸(こちらも画像なし)
鮎塩焼き x 蓼酢、磯バイ貝、赤魚塩麹焼、里芋田楽、青唐、べに新大根、はじかみ

◇冷し鉢
茄子オランダ煮、冬瓜スープ煮、鰻千段旨煮、白ダツ胡麻煮、蝶人参、牛蒡、木の芽

炊き合わせのところに時節柄、冷し鉢と銘打って煮含めたお野菜などが色よく涼やかに整います。

◇酢肴
枝豆豆腐、烏賊、板矢貝、クコの実、長芋土佐漬け、地鯵南蛮漬、寄黄菊、エリンギ茸、トマト、
スナップエンドウ、土佐酢

◇食事
鮎つみれ煮、素麺、朝月、レモン

鮎をつみれに!レモンを切ったものを浮かべてなんともさっぱり❤︎
もうとっくにお腹いっぱいですが、不思議とさっぱり入っていってしまう…

◇甘味
黒米羊羹、生クリーム、マスカット、プラム

あぁおなかがいっぱい。
バチ当たりなことですが、こうもどっさり供されると美味しいラインを超えてしまいます。
たくさん食べなさい〜おもてなしの一面ではありますが、もうちょっと…何とかならないものかな。

小市民はこんなことを思うのでした。

去りゆく夏に、盛夏の小旅行を少々 ⑤ へつづく

去りゆく夏に、盛夏の小旅行のことを少々 ③

宿からは 5pm までに到着して欲しい、難しければ連絡を…と、リクエストがありました。
数分早かったのですがチェックイン(正面はこんな感じ)そして…「浴衣を選ぶ」ところから。
フロント脇の棚には5〜6色の浴衣(4サイズ)そして帯がやはり5〜6色(リバーシブル)並んで
いて、そこから好みの組み合わせを選んでから部屋へ通されます。

創業は明治5年。
池を囲むように数多くの棟を廊下が結び、その池には立派な錦鯉が悠々と泳いでいます。
(多くは文化財として登録されているそうです)
お部屋にはエアコンがありますが、廊下はこのように窓が開いて蚊遣りが焚かれています。
ガラスはおそらく当時のものが多く残っているようで、肉眼でよく見るとややウネウネしています。

皆が同じ部屋でと予約したので、前室もそこそこ広さのある和室に通されました。
広間の先にはくれ(榑)縁があり、テラス?には各々部屋にあるのかな?足湯の設備がありました。
窓の外には桂川、なっかなかの水量でいい音してまして、蝉の声となかなかの音量でした。
川向こうにはどうやら竹林を行く小径がある模様…
赤い橋、風情があります。

仲居さんに伴われ部屋へと通されると、お疲れでしょうまず一服どうぞ…とお茶を淹れてくれました。
私含め娘らも、初めての経験です…
お茶を頂く間に、いくつかある浴場(もち温泉です…)の入浴時間や宿の感染症予防対策などの
説明がありました。
早めに来てね(5pm までにというリクエスト)には、こういう説明やらおもてなしがあるから
なんですね。
ガサガサガサっ、ドサっ、ふ〜 が定番の我々には、目新しいこと。

この後の夕食/翌朝の朝食の時間を決めると、仲居さんは配膳の時間を告げて下がっていきました。
川の音を聞きながら足湯を使う者あり、早速お風呂へ行く者あり。
メインイベントの『上げ膳据え膳』まで思い思いに過ごします笑

さぁ、陽が傾いてきました…

去りゆく夏に、盛夏の小旅行のことを少々 ④ へつづく

去りゆく夏に、盛夏の小旅行のことを少々 ②

さて、かくかくしかじかで実家の面々と1泊旅行に行くことになった私と娘。

我々は正直、旅慣れている方だと思います。
ですが、どこへ行くにも「旅」が目的のことはほぼありません。
出張だったり、競技出場のための遠征だったりが殆どです。
従って、宿も機能重視。
旅のアレンジは専ら、私の仕事でして。
目的地に照らして利便性はどうか、必要にして十分か、費用はどうか、駐車場は潤沢かetc…
楽しく仕事をしてはいますが、限られた時間・限られた情報でさっさと決断する、地味に
プレッシャーです笑
例えば家族とかならまだしも、用件がラリーだとそれなりの人数が動くことも少なくなく…
行き先が海外となれば、なおのこと。
みなさんの意見というかレビューも最初は気になりましたが、概ね満足との感想。
鼻が利くというかセンスいいというか(自画自賛 笑)、ミスらしいミスはなくて。

で、今回。
面子もいつもとは全然違うし、何といっても『上げ膳据え膳の温泉宿』がお題。
旅のメインディッシュが『宿の滞在』…宿の選択が旅の成功を大きく左右するわけです。
+金額のバランス…修善寺ともなればピンキリ、見極めないと。

***
ただ宿へ行っても芸がないので、御殿場の『とらや工房』へ立ち寄ります。
ご存知の方も多いと思いますが、とらや工房のとらやは、あの『とらや』。
和菓子を素朴に、自然の中で楽しむ…これがとらや工房のコンセプト。
朝生菓子(どらやきや大福)や干羊羹は通年、季節には葛まんじゅうなど。
喫茶も併設されていて、軽食と甘味が四季の移ろいと共に味わえます。

御殿場市東山 政治家や資産家の屋敷や別荘が数多くありました。
とらや工房は東山旧岸邸(岸信介元総理の自邸)ほど近くにあります。
昭和初期に作られた山門が、私たちを誘います。

ゆるくアーチを描く建物は、お店とその奥の工房、喫茶スペースのテラス席とが一体になっています。

お店でお土産にするどらやきや干羊羹(ひようかん)と一緒に、喫茶でひと息つきたいので夏の
甘味を注文しました。
私は水羊羹(手前)、娘は抹茶蜜のかき氷(向こう)をオーダー。

曲げわっぱの盆に木の器、木の匙。
自然の素材は見ても使ってもしっくりくきて、そんな器で自然が手に届くところでいただく涼菓は
暑さをしばし忘れさせます。
優しい甘さが沁み渡ります。
美味しい。

遊歩道に沿って流れる小川には、立派なオニヤンマが何度も行き交っていました。
束の間の涼を楽しみ、竹林に送られながら山門を出ます。

御殿場から小1時間かけて、修善寺の宿へと向かいます。
去りゆく夏に、盛夏の小旅行のことを少々③ につづく

そうだお墓行こう2022夏②

今日はメインイベント(?)お墓参りと菩提寺訪問。
泊まっているホテルは近江町市場へ歩いて3分くらいなので、市場で仏花を買って暑くなる前に
先に墓参を済ませる作戦です。


ホテルの朝食は、なかなかに洒落ていて…
メインディッシュを4種類の中から選んで、サラダやパンなどはビュッフェ形式。
私はサーモンのマリネをオーダー。
皆はスクランブルエッグ or 目玉焼きとイングリッシュブレックファーストに似たプレートを注文。
(ビーンズはさすがになかった笑)
サラダやスープには、土地の加賀野菜をふんだんに使ったものが用意されていました。

十分暑かったけど早くに墓参を済ませ、義姉も疲れ気味だけどまぁミッションを果たせてひと安心。
お寺さんへも挨拶し(お盆を前に忙しくしておいででした)、こちらも気が済んで無事ミッションは
コンプリート。

菩提寺のある津幡町には、干拓地があります。
そこに『ひまわり村』なる場所が…
見頃は7月末頃だったようで、やや過ぎてるんですが行ってみました。

ひまわりの間を縫うように通路(迷路的な)があり、行先には展望台(少し高くなった場所)が
あって、一面を見渡せるようになっているんですが…
暑いので探検はやめ。
入り口で映えそうな写真だけ撮って(笑)さっさと退散しました。

道すがら、ちょっと外国みたいなぺらーんとした風景が。

田植えの早かった田んぼは、もう稲穂を垂らし始めていました。
色と高さと、ちょっとしたコントラストが綺麗でした。

そうだ、お墓行こう2022夏①

昨晩秋、グレイスのウェブサイトが飛んで以来、初投稿かな?
『そうだ、お墓』シリーズ。
今回は夫の義姉(87歳)を伴っての墓参り、行先は…石川県。
義姉は巣鴨の駅近くに独居、そこへ立ち寄ってから 関越 — 上信越 — 北陸道 と進みます。
いつもなら氣谷家は鉄砲玉のように給油と食事以外は止まりませんが、今回はこまめに休憩。
これは、妙高高原あたりを通過中の車窓より。
深い山々の緑と田んぼの瑞々しい緑、湧き上がる雲と覗く夏空。

通過してきた富山では今日、最高気温は 37℃ …

***
早めに着いて、チェックアウトまでラウンジで休憩。
部屋へ通されてからしばし休憩、実は夫はワンボックスで車酔い(笑)…

さぁ、気持ち気温も下がったようだし(湿度がすごくて酸素が薄い感じ…)夕食に出かけます。
今回の宿は、金沢の台所『近江町市場』へ歩いて2分くらい。
向かいは名鉄エムザ、地下街もあるのでメシ処は事欠きません。
よく行く、海鮮居酒屋…かな?へ。

蛤の焼き物
炭火でじっくり、仕上げにタレをかけてハフハフ頂きます。

11月に来れば蟹の解禁時期なので、市場もメシ屋もかに料理で溢れかえります。
残念ながら解禁前なので、かにを使ったメニューなくはないんですけど…
というわけで、かに味噌甲羅焼きを頂きます。

数分後…
フツフツしてきました。

さすがに美味しいよ…

夫と娘は能登牛のグリルをオーダー。
ミディアムレアに焼きあがったブランド牛 ❤︎
わさびが添えられ岩塩とタレでいただくようです美味しそう…

能登の味わいを堪能、明日は(暑そうだなぁ…)菩提寺とお墓へ。
スーパーが開いたら、お花を買って出かけよう。

Montre 2022 ふりかえり②「グンマー好き ❤︎」

レッキを終えて、店主ことうちのドライバーのひと声です。
私(コドライバー)的には悪路を、難所を的確に伝えられるか不安でしかなかったのですが、車を
動かす運ちゃんは、群馬の林道かなりの好感触だったようです。
「酷い砂利がどれだけあっても、その下が堅ければ蹴っていけるから全然っ」…だそうです。

県道45号 → 県道93号、それから国道299号を Day1 は使ってステージを巡ります。
45号を下仁田方面から走っていくと、こういう雰囲気の民家が目立ちます。
木製のベランダ、的な。
(余裕がなくて撮れなかったので、コレは Google のストリートビューです)
建物とか、廃墟とか(ココは廃墟じゃないけどっ!)猛烈に惹かれる私は、違った意味でグンマーが
気になってきました。

養蚕も盛んだったようです。(世界遺産になった『富岡製糸場』も近うござんす)
糸になる、その手前にはお蚕さんが必ずいるわけで、ちゃんと養蚕の文化や知識継承をするべき
だと思うんですけどね…
産業遺産をきちんと遺せない国ですよね日本は、つくづく…
蒸気機関車だって SL広場 とかいっちゃって静態保存(という名の置き殺し)ですし。
我が家がお使いものにしたり(それ以前に家族皆好物)する甘納豆『おもや』さん、小山台店の
おかみさんが嘆いているのを聞いたことがあります。
進物用の竹籠に「ビク」と呼んでいた丸型のものがあるのですが、それがもう在庫限りだと。
作り手が高齢で、技を伝承できないまま辞めてしまうと言ってました。
国はお金を使うところを間違っている、連綿と続いてきた技術が我々の時代で途絶える、と。
(ちなみにこれは一昨年の秋にボヤいておられたので…)
もっと言うと、吉野町の本店は今年(2022)3月をもって閉店…

脱線…

今回の宿は、群馬サファリパーク(サービスパーク)からほど近い場所。
実は富岡市は宿泊施設がとても少ないらしく、早々にココに目をつけ抑えた私を褒めて欲しいところ
です。
大浴場もあり、2食付き。
木曜夜に到着し、明けたら居室の窓からはこんな景色が見えました。

群馬のラリーはレッキもタフだし、ステージデータのないエリアなので時間が読めません。
なので食事は全て宿でお願いすることにしました。
お野菜が特に美味…画像では当然伝わりませんが、ついついお櫃のごはんが進みます。

食堂の営業は 8pm まで。
ビジネス向けに、8pm をまわるケースには折り詰めにて対応してくれるんです!
ありがたい… Day1(土曜日)は折り詰めでハナからお願いしました。
至れり尽くせり。
次、またこの辺りに来ることがあったら、迷いなくココを使います笑

宿から程近いところには、いわゆる Historic Site もあります。
小幡地区は、鎌倉〜戦国時代に豪族小幡氏が治めて栄えた場所だそうです。
のちに小幡藩と呼ばれたこのあたりは、織田信長の次男が領地として与えられたことで知られる
そうです(もちろん知らなかった…)。

レッキしていても道は走りやすく、興味深いところもたくさん…
しかも圏央道がだいぶ来たので、我々の住む横浜あたりからは格段にアクセスが良くなりました。
(3時間かかりません)
さぁ、すっかりこの辺りの虜になったところで、本戦が始まります。
お天気はイマイチ、午後から崩れるようです…

Montre 2022 ふりかえり③ へつづく

そうだ、お墓行こう2021年末④

新しい年を、雪国で迎えました。
この家に嫁いで、ご縁のできた土地です。
代々の『お墓』がある、ただそれだけ。
今ドキ、いろいろ簡略化されたり、価値観の変化から墓参だけの為に片道600km も車を飛ばしていくなんて、ナンセンスな〜 って思う方もいるかもしれません。

今の自分、今の家族が今の形であるのは、人と人とのご縁が連綿と繋がってきたから。
だから先人に思いを馳せ敬うのは、人としてごく自然なことだと思っています。
それが、知っているご先祖さんでも、もっと先の知らないご先祖さんでも。

個人的には、お墓ポッキリでこの土地とご縁ができたことを、密かに嬉しく思っていて。
今でこそすっかり遠のいていますが、若い頃はお茶のお稽古をしていたので、加賀(金沢)は憧れの土地でした。
京都とはまた趣の違う文化の詰まった金沢は、とても興味がありました。
でも自分の住む関東とは、険しい山脈を挟んで日本列島のあちらとこちら。
その当時は新幹線も通ってなかったし、とても遠い場所だったんです。

それが、嫁した家の代々のお墓が石川県にある!
で、年イチくらいでかの地を訪れるように。
とはいえ、墓参だけの為に片道600km は遠すぎますj。
しかるべき時が来たら、お墓の引っ越し計画もまだ朧げではありますが、立てています。

でも皆のルーツに変わりはなし(ちなみに私は他人です笑)足繁く通ったことですっかり
馴染んだ土地となり、毎度伴っている娘にとっても縁の深い場所になることでしょう。
彼女が大人になって、家族を持ち家を担う存在になる頃に、ゆかりの土地を訪ねて伝えて
くれれば、ご先祖を大切にする気持ちはまた次へと継がれていくんじゃないかな。

良くも悪くも、形のないものが伝わるのは地道であったり時間もかかるし、まさに積み重ね。
家風だったり、価値観だったり、伝統だったり。
人と人とのつながりが希薄になってきた今だから。
粛々と続けて尊んでいきたいと思っています。

***

雪国で迎えた 2022 元日。
帰宅の日でもあります。
健康上の理由から施設でお世話になっている夫の長兄に、墓参の報告がてら面会を申し込んで
ありました。
雪深いエリアを超えねばならないので、早くに出発。
ラリーで劇早のスケジュールには慣れっこですから、630am 発なんてちょろいもんです。

で、朝食は?
コンビニ笑

大晦日の加賀会席から一転、車中でサンドイッチをかじりながら、まだ明けきらない金沢の
街をあとにします。

そうだ、お墓行こう2021年末⑤ へつづく

そうだ、お墓行こう2021年末③

腹ごなしにドライブ(ちっともならなかった)します。
夫が大昔に親戚と行ったっきりの和倉温泉郷。
どうなってるんだろ…

のと里山海道で能登半島へ。
この自動車専用道路ができたおかげで、和倉へのアクセスは抜群に向上した模様。
記憶よりずいぶん賑やかになった感がありながら、どことなく斜陽の雰囲気も…
頑張りすぎないほうがいいんじゃないかなぁひなびてるのも一興だよ。

戻る道は一般道で…なかなかの降りっぷり。

昨日お参りしたお墓の脇を通るので、連泊してることだし雪を下ろしていくことに。
墓石から何からすーっぽり雪に埋もれて、お供えした花はかわいそうに凍ってました。
雪かきしてあるお墓など他にナシ…自己満足。
2度もお参りして、きっと見ていてくれるよね( ヨコシマ…笑 )

***

さぁ目玉イベントの一、加賀会席です。
会場はレストランではなく宴会場。
ホテルでお食事だから、娘も私も靴と服を考えて持参するも…
周りを見るとスノーブーツの人散見、でもまぁ食育の一環ってことで。

お向こう

煮物椀は 名物治部煮
すだれ麩を必ず使います。

焼き物はのどぐろ、敷いてあるのはごぼうの細切りを素揚げしたものでした。
実はこの後に揚げ物(天ぷら)がありましたが、がっついてしまったため気付いた時には
すでにお皿は空っぽ…

西のぶり大根は色合いが薄いんですね…
関東の醤油ベースに馴染んでいる者としては、とっても新鮮。

シメには能登牛の握りと、年越し蕎麦に『にしんそば』。
京都ばかりかと思ってましたが、金沢でもいただけました。

金沢の冬が詰まったお料理の数々。
頑張ったこの1年、ご褒美の晩餐でした。
大晦日にこんなお食事ができるってことは、この間にもこの食事に携わってる人が沢山いる。
だから我々こんな思いができる。
食事を終えて席を立ち、フロアにいたお給仕の人たちに食事が美味しかったことを伝え、

「良いお年を」

と、思わず声をかけました。



部屋へ戻ってから。
夫と娘は映画を1本観て、私は11月末に吹っ飛んだウェブサイトの構成と文言を考えるのに
机に向かっていました。
外はしんしんと雪、そんな2021年越しでした。

そうだ、お墓行こう2021年末④ へつづく

そうだ、お墓行こう2021年末②

その①は こちら

12月30日 つづき
旦那衆が主水町(かずえまち)の馴染みのお茶屋へ通ったという、暗がり坂…何とも艶っぽい名前が付いていますが、そこを抜けると浅野川に出ます。

川に沿って少し歩いて、橋を渡って大通りを渡ればそこはひがし茶屋街。
観光スポットとして、かなり整備されています。
いろんなお店にリフォームされているので、佃煮やらいしるやら、金沢の味わいをパラパラ
買いました。
佃煮はごりやくるみがこのあたりは定番。
いしるというのはいわゆる魚醤で、日本三大魚醤に数えられるのがこの能登の『いしる』。
去年買い求めて、ハマりました。

さぁ今日の晩ご飯はどうしよう。

明日は12月31日。
少し調べましたが流石に営業しているお店を見つけるのは大変そう。
大晦日に土地勘のない雪国で路頭に迷うのは勘弁なので、ホテルで夕飯を予約しました。
予感はしていましたが年越し会席一択、加賀会席をいただきます。
明日の朝(大晦日)は、これも年行事近江町市場へ行き、朝から海鮮丼と決めてる。

で、今晩はどうしようかな。
海鮮三昧の予感がするから、ココはお肉… ❤︎
数年前に行ったステーキのお店へ行くことにしました。
あったあった…

そうそう、白いご飯をガーリックライスに変えられるのよね…
今夜も暴飲暴食…

満腹で外へ出ると、ずんずん雪が降っていました。
ホテルまで歩いて帰ります。
朝になったら、また食べる…年末年始はどうにも食べ通しでいけません。

この雰囲気のいい町家は、リノベーションしてゲストハウスとして使われています
1階が共有スペース、2階が客室4部屋。
こういうところに泊まってみるのもいいかもしれない…。


***
明けて大晦日。
計画通り、近江町市場へ。
朝っぱらから海鮮丼〜

さすが、北の海を背負う金沢のお台所はダイナミック!
岩ガキ、ボタンエビそしてもちろん加能ガニに香箱ガニ…
あと忘れちゃいけないのは…寒鰤。
毎年サクで買って、家で美味しく頂いています。
高級魚のどぐろも名物なのですが、値も張るしどうやっつけていいかもわからないので、
手は出しません笑

あとはパラパラ…加賀れんこんと源助大根を買いました。
お世話になってる人に送ったり、棒寿司を土産に買い求めたりして、年の〆と迎春準備。
あぁ気が済んだ笑

***

雪の合掌造りを見てみたくて雪がガンガン降る中、五箇山へ行ってみます。
白川郷から先は通行止ですが、五箇山へは高速道路も通ってるし…
結果から言うと大失敗。
集落にアクセスはおろか、五箇山インターそばは地形の都合か地吹雪状態…
前が見えずに動けなくなるかと、雪の中を運転したことのない私は一瞬焦りました。
集落は諦めて、以前にも訪れたことのある『岩瀬家』へ。
以前に訪れた時には、どんな場所だったか詳しく書いたんだけどな〜消えちまった笑
加賀藩に塩硝(火薬材料の一)を製造して納めていた五箇山の、納品取りまとめ役だった家。

街道に向かって、いわゆる掌を合わせた格好の象徴的な景色が見えるようには建っておらず。
駐車場であろう場所もすっぽり。
でもなんだか人出が多いし車もパラパラ来る。
こんな時に、ウチらみたいな好き者がいたもんかね…と思いつつも、どうも様子がおかしい。
鐘がなった…正午…
あ、隣はお寺さん。
よく見ると集まった人は皆、黒いネクタイをして黒い装束、足元はゴム長。
そっか、お弔いなんだ。
この大雪の中、山あいの観光地に来るヤツなんていないか。
雪にすっぽり覆われた合掌造りを見たければ、高速道路の雪が消えるくらいでないときっと
無理なんですね…アクセスできない…

***
金沢市内へ戻ってきました。
晩は初体験の加賀会席ですから、万全の状態(お腹を空かせて笑)臨まねばなりません。
かといって、昼を抜くのもどうかなぁ
移動しながら、つるっと食べられるうどん屋を探します。
ちょいと惹かれるお店を発見、アクセスも良さそう。
8号バイパス沿い 七味家。

結果、具沢山ハフハフしっかり食べることになってしまったのですが、
鍋焼きうどん
おじやうどん
仕上げはカウンターの向こう(写真)でグツグツ…最後に卵を割りいれて完成。
夫の食べてたおじやうどんは、文字通りうどんとおじやが1つの鍋に。
うどんを先に食べれば、その間にご飯が汁を吸っていい塩梅だったそうです。
…ま、そんなに私は食べられませんが。

でも、お気に入りのお店が増えた❤︎
また来よう。

なんだか食べ通しで、次も食べ物ネタなので…ここいらで一旦区切ります。
そうだ、お墓行こう2021年末③ へつづく