旅のおまけ ”Meeting”

「9時に Sulby Reservour(サルビー貯水池)ね、待ってるよ。」

現地の仲間に誘われてレストデイの日曜日の朝、島のミニが集まるミーティングに行きました。
言われた場所を目指して車を走らせます。
島で一番大きい貯水池、水瓶でもあり水力発電の源でもあります。
山の上から貯水池を臨みます…見えてきた見えてきた。

駐車場に車を停めました。
うぉぉぉ
コレ、9時38分。

「悔しいな完走して自分の競技車で行きたかった…」と夫。
声をかけてくれた John さんはじめ、前日、MGB で走ってたベテランは愛車の Riley で来てました。
そして夫は地元のおじさま方とおしゃべりが止まりません笑


そんな中、白いおひげをたくわえたおじさまが、私に声をかけました。
「覚えてる?市庁舎で会った…」

あーーー!
「former mayor …」
とポソっと言うのが精一杯だったアテクシ笑

マン島の首都 ダグラスの元市長を 2016年5月〜1年間(市長さんの任期は1年)つとめた方。
ミニのエンスージャストでもあり、島のラリーにもずっと携わってきた人。
任期中にお声掛かりがあり、市庁舎を訪問しました。
お約束の都合で Recce(ラリー前の試走)の途中だったので、ジャケットこそ着ていたもののノータイ、対する市長と奥様はメダルを提げていわゆる「正装」。

本来なら、日本人として着物でも着ていかないといけなかったような…
(せめてもの救いは、両手のひらに乗るくらいの小さな吉野雛を持参したこと。)

前室で紋章入りのカップ&ソーサーでお茶を頂き、訪問者の台帳に記帳。
議場に通され紋章のプラーク(飾り板)を頂戴しました。
グレイスの2階に額装して飾ってあります。
彼は消防士として長年勤め上げ、市議を経て市長に立候補/当選しました。
任期が妙に短いのは、小さい行政区によくある話。
サンマリノの執政(国家元首)も、6ヶ月(世界最短らしい)で交代しなくてはいけません。
さらにサンマリノは、独裁化を防ぐために執政は2人と定められています。

話がそれました。
ミーティングのほうですが、10:17 にはこのとおり…

誰〜もいない笑
ダラダラしてないんですね…ま、よく顔を合わせているんだろうし。

声をかけてくれた John さんも、
「さ、コーヒー飲みに行こっと じゃねー」
ですって。
イギリスの人たち、この15年ほどですっかり 紅茶! 紅茶! って言わなくなりました。
 

旅のおまけ 今ドキのパブ事情

ULEZ を颯爽とドでかい現代車で駆け抜け、仲間をヒースロー空港まで送っていく道すがら、時分時でしたので昼食のためにパブに入りました。

THE PLOUGH

農具全般や鋤(すき)を指します。
パブの名前でよくあります。
Ploughman’s Lunch (農夫の昼ごはん)パブのメニューで見たことあるでしょうか。

正面ドアを入ったら「ランチか?だったら奥の扉から入って」とカウンターにいたお兄さん。
カウンターの中は繋がってるんですが、レストラン?と飲む場所は分かれています。

ちょっと不思議な気分しつつも中へ。
メニューを見てその不思議な感覚は正しかったと、知るに至ります。

TUM YAM とか WONTON とか… あっ THAI CURRY って!
タイ料理を出すパブなんだ!

キッチンからは、中華鍋とおたま 的な音が聞こえてきます。
どれも美味しかった!
普段、タイ料理などアジア料理とはとんと縁のない氣谷家ですが、流れついた伝統的な名前でモダンテイストに改装してあるパブで、思いがけない食事をしました。

同時に、イギリスの食文化の変化の一端を垣間見た気がします。
私が初めてイギリスに行ったのは25年ほど前ですが、その頃と比べてパブなどのいわゆるお食事処のメニューは明らかに増えました。
おんなじような店がいっぱいあっても、特にロンドン周辺では生き残れないのかもしれません。

旅のおまけ 今ドキのビジネスホテルレセプション事情

最終日は予定を決めていなかったので、飛び込みでいいと考えていました。

結果から言うとどうにかなったのですが、レセプションでは部屋の手配はしてくれませんでした。
氣谷家の旅、単位は基本『家族丸ごと』なのでファミリールームが取れるビジネスホテルチェーンを探すことが多いです。
飛び込みで行ったロンドンそばのよく使うビジネスホテル。
レセプションに座ってたターバン巻いてたおじさん曰く

「オンラインか、電話でやって。電話してあげようか?」

イヤ電話はキツいから…スマホで始めたのですが…どうしても上手くいかなくて。
仕方がないからおじさんに言って電話してもらいました。

ホントに伝わってるんだか心配で心配で、何度もホントに確認しながら決済も済ませその日の宿が取れました。
はーよかったぁ…

ひと通り終わったら、一部始終を聞いていたおじさんが、部屋のカードキーを渡してくれました。
で、ひとこと

英語、全然ヘーキじゃん

旅のおまけ Royal Windsor Horse Show

帰国の日。
ウィンザー城の近くに宿を取ったので、お城でも見て帰ろうか…と朝食の後 軽い気持ちでそちら方面へ。
なんだかすごく車が混んでて、こんなにお城に行く人いっぱいいるの???
そう思いつつも渋滞。

様子がおかしい…
ややっ!?

Royal Watcher の端くれなのに、私としたことが!
Royal Windsor Show 絶賛開催中!
( ↑↑↑ リザルト以外、もう来年のスケジュールになってますが)

イギリス王室の面々…アン王女とかその娘さんのザラさんとか みんな参加してる。
そういえばエリザベス女王、ご夫君のフィリップ殿下も馬が大好きだったのでこのイベントはお気に入りで毎年足を運んでおられましたっけ。
殊、エジンバラ公の大学生のお嬢さんは、運営にも競技にも参加…
エジンバラ公爵夫妻とレディルイーズが Royal Windsor Horse Show に参加
(画像はインターネットから)

うゎ、こんなイベント
しかもこんなにいっぱい会期中にイベントがあるの!
競争だけじゃなくてショーもたくさん…

何も調べず軽い気持ちで行ったし、夕方フライトでしたので時間も限られていたしだったので、垣間見られなかったのは残念でしたが面白い経験をしました。

旅のおまけ Ultra Low Emission Zone

今回、同行者でラリー後しばらく旅程を共にした2名が1日先に帰るので、彼らのフライトの日に空港まで送っていきがてら、ロンドン(M25の内側)周辺をグルグル走っていました。
ヒースロー空港へ送っていった時に、いわゆる『違反』をしたわけですが、ロンドンは車両の乗り入れ自体厳しい規制があります。

Ultra Low Emission Zone( ULEZ : 超低排出ガスゾーン )

ULEZ排出ガス基準を満たしておらず、かつ免除対象でない場合は、ULEZ内を走行する際に1日あたり12.50ポンドの料金を支払う必要があります。

で、乗り入れたい車が条件を満たしているかどうかは、TFL(Transport for London)Webサイトで確認できるんです。
登録番号を入力するだけ…

あったらしい車ですから、当然排ガスはクリアしてますよねっ!
ラリーの為の渡航に、パッケージツアーなんてあり得ませんけど、人に連れて行ってもらうような旅行ではこういう(違反を含む 笑)経験しません。
現地のいろんな事情を知るのって、ホントに楽しいです。


今日、この記事を書くのに再び TFL のWebサイトに行きましたが、ホーム画面トップに

“Tube Driver’s Strikes”
6月2日(火)と4日(木)にストライキを実施、地下鉄全線が運休。

ですって…
どこも大変です。

旅のおまけ what3words

今回、ラリーの書類のあちらこちらにちらほら見え隠れしたナゾの表記。
どうやら場所の座標を示しているようなのですが、どうにもサッパリ…
下の書類は、ラリー前のドキュメンテーション(書類の確認)・車検の日時及び場所を示したものです。
赤下線の表記にご注目…

Wikipedia によると、その単語の羅列は “what3words” という位置情報サービスなんだそう。地球上を3m四方に区切り、それぞれのマス目に固有かつ任意の3つの単語の組み合わせを割り当てて場所を特定する、という仕組みなんですって。

で、座標は…今年のだだっ広いサービスパークの CLO OFFICE(我々のサービスの目の前にあったほったて小屋)の位置を指しています。
なるほど。
実は、会期中はこの表記の意味がわからず…同行した仲間が、表彰式の会場がわからなすぎて調べてくれて発覚するという…笑

え、10年近く前からメルセデス・ベンツの車種のナビゲーション機能に採用され始めたって…
SUBARU も2024年に一部車種で採用…えー知らなかった笑

確かに、3m 四方毎に座標が違うから、住所がない場所やその住所が示す場所がだだっ広い場合なんかは特に、場所を特定するのに大変有益かも。
北海道の自治体では、災害時や通報時の現場特定に利用しているらしいなるほど〜

気になったのは、上の3words で検索すると 3箇所 出てくるんだが…

Andreas, Isle of Man     アンドレアス(マン島)
Rector, Arkansas       アーカンソー州レクター(アメリカ)
Zyryanka,Repubric of Sakha  ジリャンカ(サハ共和国、ロシア)


ちなみに、拙宅の玄関付近に割り当てられた3つの単語は…

///おかいどく。りめいく。よつゆ   でした。

Manx Rally 2026ふりかえり⑦ Day 2

毎度のように夜に貯金…とはいかなかったものの、少しだけ挽回して2日目を迎えました。
けつっぺたは朝ゆっくりです。
ホテルでコンチネンタルブレックファストをしっかり頂き…サービスへ。
car170 は電気系トラブルがちょびちょび続いており、再車検を受けながら続行しています。
我々は…どうなるでしょう。

さて、2日目のスタートリストは…
BMC の車が数台まとまった格好となりました。

157 Stephen Higgins Austin Mini Cooper’S’ ローカルヒーロー
158 Shane Gamble Morris Mini Cooper ‘S’ HRCR Mini Cup 上位ドライバー
174 David Mylchreest MG-B こちらも島のローカルヒーロー
163 Shinobu Kitani Austin Mini Cooper’S’
164 Ian Clare Wolseley Hornet こちらも HRCR の Mini Cup に参戦

157 と158 とは、去年いい感じで鍔迫り合いを繰り広げたのですが、今年はいろいろちぐはぐで…
サービスパークをスタートする前に溜まっていたら、174 のドライバーが下りてきて
「ちょっとこの並び、Abingdon Works みたいじゃないか?!」
Abingdon Works とは、BMC のコンペティション部門。
わざわざ下りてきて、何を言うのかと思ったら…みんな少年みたい笑

2本目(SS12)はインシデントがあってキャンセル(自動的にSS18 もキャンセル)。
2日目の中継は3本目 Baldwins。
Brandywell Cottage を通過する名物ステージです。
前半は、細くうねうねとup-down が続く荒野を走る道。
時々 Cattle Grid(蹄の動物が敷地から出ないようにする仕掛け)を通過しながら進みます。
Cottage 通過を境に山の上の広い道へ出てステージの性格は一変、見晴らしのいい広い山の上の道を少し走ったらまた一変、今度は木陰の道を一気に下っていきます。

car163 通過は 2:19:51あたり
前半のセクションで無難に走っていたので、30秒後にスタートしてきた後続車 Wooseley Hornet に追いつかれます。
既にギヤの入りがおかしく…

しかし中継ポイントを過ぎて広い道を終えた先、一気に下るセクションで今度は我々が Wooseley に追いついて抜き返します。
そのままフィニッシュへ向かいますが、フィニッシュ手前でついにギヤが一切入らなくなり残念リタイヤとなりました。

実は見えている下りの左カーブを行くとすぐにフィニッシュの予備看板があって、フィニッシュは目前でした。
下りでしたので惰性で十分走り切れたのではと悔やまれるところです。
が、フィニッシュの前後(コレが定かではなかった)で割とキツい上りが控えていることだけは覚えていたので、後続…いくらもいませんが…の迷惑にならないところに停めようとひたすら停められる場所を探しました。
そして、人家の門前に停止、すぐさま OK ボードを出しトラッキングでも OK の発信をしました。

すると程なくしてそのお宅の人が出てきて
「大丈夫か?工具はあるか?」
といって工具を出していってくれました。
しばらくするとまた現れて
「Wi-Fi 必要ないか?」
大丈夫ありがとーと伝えると、何かあったらすぐ呼んでくれと言って引っ込んでいきました。
ありがたいことです。
そうするうちに後続車が全て通過して、Sweeper が来て…我々のManx National Rally 2026 は終わりました。

万能 Multi Van がすぐそこまで来てくれていたので、牽引で北の果てのサービスパークまで戻りました。
北側の中心の街 Ramsey をマウンテンコースから望みます。
5月のマン島は本当に穏やかです。

この先は 旅のおまけ を綴っていきます。

旅のおまけ Traffic Violation Invoice

ハイ直訳すると 交通違反明細書 

渡航中に借りていた VW Multivan が、違反行為をやらかしたようです笑
1日早く帰る同行者2人をヒースロー空港まで送って行ったのですが、降車場は利用料金が発生するようでそいつを払っていなかったので、レンタカー会社を通じて通知が来ました。

レンタカー会社からは Traffic Violation Invoice なるプレゼントが届けられました。
明細には ”Administration Fee” とありました。
直訳すれば 管理料、管轄機関への情報提供手数料 ってなもんでしょうか £50.00 …やれやれ。
レンタカー会社への支払いは、レンタカー代金を支払ったカードで決済してもらうよう連絡しました笑

それとは別で、そもそもの利用料金が課せられます。
やーだバッチリ写ってるよやれやれ。

ナニナニ…£80.00 だけど2週間以内に払えば £40.00 にまけてくれるそうです!
すぐカードで払ってきます!

Manx Rally 2026ふりかえり② Recce 終わんない!

前述の通り、TTグランドスタンドでは170台はさばききれず、島の北部の Andoreas という小さな村の外れにある Airfield(飛行場)がサービスパークです。
この環境は、誰の上にも等しく『初めて』であります。


例年ですと、Recce(試走)はラリーの前の週の日曜日 or 木曜日に行う格好でした。
それを見越して渡航のスケジュールを組み、フライト取った数日後に出てきた実際のスケジュール。
Recce は日曜 or 水曜 or 木曜
但し、例年だと金曜午前中の Shakedown が『木曜夜』!
木曜にやったんじゃ間に合わないじゃないか。
…ってことは、島に入った翌日朝の8時から受付して Recce しなくちゃじゃないの。

せわしい!

結局、朝の8時に受付を済ませて、1件寄り道(サービスバンをダグラスで借りた)しましたが、そこからぶっ通し…昼食に止まることもなく車に積んでいたスナックで走り続けたものの…

終わらず。
走ったことのある道が多いのですが、取り回しが複雑だったので切りつなぐより作った方が間違いないと思ってそうしたのですが…いかんせんボリュームが。
Recce は規則で、いつやってもいいことになっていましたので(走行は2回まで)、車検や Shakedown のある木曜日の朝から残りを走ることにしました。

そんなわけで写真なし笑
ですので、今回の旅の相棒を紹介します。
もちろん Recce もこれでやりました…

え…

ですよね笑
この子の正体、そしてこれを借りることになった経緯は…
旅の始まりにあまりにも鮮烈だったので記事にしました笑

レンタカーひと悶着

さて明日、3箇所分の Recce を終わらせて車検・Shakedown …ラリーが始まります。
ちなみに同日、後発組の2人が島に入ってきます。
この2人、そもそも面識のない組み合わせ。
こちらも楽しくなりそうな予感です。

Manx Rally 2026ふりかえり③ へつづく

旅のおまけ レンタカーひと悶着


今回、ラリー後の旅程は大人5人+小人1人となるので、荷物の都合もあり大きめのワンボックス的な車両を検討していました。
我々の条件に合うようないわゆるバンだと、デカくて駐車場にもいちいち困りそう、何より明日乗るマン島行きのフェリーの予約規格外(追加料金がかかるし、そもそも予約の段階で申告していないからスペースの都合で乗れるかどうか…)
さぁどうする。
ワンボックスで高性能、A/T ディーゼルでコスパも最高 と7人乗りの車をオファーされましたが、軽くちょっとした中古車なら買えそうな金額!
そんな金額払えないから仕方ないバンでどうにかする云々…
諦めて荷物を出し入れしていたら

金額が半分以下に!
(そうは言っても目が飛び出すような金額)

現実的な金額でもないけど、仕方ない これを借りました。
VolksWagen T7 Multivan です。
(正規輸入車日本市場未投入モデル 紹介記事を見つけました

乗車定員が増えると保険料がバカ高くなるんです。
それにしても半分以下になるって…一体 笑
ま、最初の金額ではとても借りられませんでしたが。
マネージャー的な人が出てきて「You are a good man x△≡@x+☆….」とかなんとか言ってました。
まぁとにかく意味不明、でも他の選択肢はなく借りました Multivan 。

***
A/T ディーゼル 2.0L
なかなか賢い A/T でした。
そしてかなりの操舵性。
さすが Type-2(ワーゲンバス)を作った会社だけあって、空間と装備がよく「足りて」いました。
日本車のような、慇懃無礼っていうかやりすぎっていうか…そういう感覚はなかったです笑

そして、今時の車じゃ当たり前なのかもしれませんが、女房殿こと私の iPhone と繋がり、Google Map を日本語で読み上げるという…すご。

なぜかマン島に入ったら、km 表示になりキロで教えてくれました。
メインランド同様、標識はマイル表記なんですが…