エンジン組まないと(しょっちゅう言ってる)

Fiat600 エンジン組むところまでこぎつけました。
ので、奥から引っ張り出してきました。
(やぁ久しぶり、すまなかったね…なかなかかかれず)

他にミニのエンジン2基、列ができちゃってます…
明日昼ごろ〜店主こと私と女房殿は、ラリー三河湾参戦のため不在です。
手数が減りますので、急な出張修理などには対応できません。
予めご了承下さい。

なお、3月3日は臨時休業とさせていただきます。

グレイスのチャームポイント

エンジン O/H 中のオーナー
エンジン O/H を予定しているオーナー

みぞれでも混じりそうなこの寒い旗日午前中に、お客様が2人 みえました。

目の前で整備や組み立てがほぼ全て見られることに、驚きと安心感を覚えるそうです。
よそのことは存じませんが、グレイスは自分のところでできない加工(主に手持ちの機械でカバー
できない大きさのもの)を除いて、目の前で存分にご覧頂けます。

グレイスのチャームポイントだと思っています。
作業スペースを通らないとミーティングスペースに行かれないのも、わざとそうしているんです。
気をつけないとお召し物が汚れますが、現場第一?というか我々が手を動かしている場所がグレイスに
とって一番大切な場所だからです。
そしてオーナーの方やこれから古い車に乗ろうと思っている方には、少しでもいいから作業を見て
頂きたいんです。

使い捨てのものが溢れる世の中にあって、ミニに代表される古い車は人の手が作っていた時代の
工業製品です。
しかも直して使うことが常識だった時代の設計なので、部品さえ入手できれば直して使い続けることが
できます。
(スペックや、何がくっついてるか…その辺りはオーナーが正直気にするところではありません)
プロである我々がオーナーの使い方や好みを聞いた上で、車の素性を最大限に引き出すべく組み
合わせを選び、1台1台手をかけます。
お任せいただけると、乗りやすく希望に沿うものが出来上がります。
ギヤの選択やキャブレータ、エキゾーストを選ぶにあたって変なこだわりにとらわれてしまうと、
かえってちぐはぐで乗りづらい車が出来上がります。
あまりにも車の利益にならないことは、我々が進言します。

見方によっては、産業遺産ともいえますよね。
日本の考え方は、静態保存。
道具ですから使えてナンボ、動いてナンボ。
どうせ動くなら、道具ですから役に立つように。

こちらもエンジン O/H

エキゾーストを外して、っと…

このミニもエンジン O/H で入庫しています。
現在の若いオーナーのもとへ行って3年半。
近くへ、遠くへいっぱい出かけた相棒へ、どっぷりメンテナンスの時間…そんなところでしょうか。

大事にされているね、嬉しくなります。
きっと見違えちゃうから、どうぞお楽しみに笑

かわいそうになる

高年式のミニ、エンジン O/H を承りました。
早速エンジンを下ろします。

クーラーついて、キャブじゃなくなって。
設計当初はスカスカだったエンジンベイが、フロントフードの形の通りにみっちりぎゅーぎゅー。
冷却効率(いわゆるエンジンの冷え)も、こんなに詰め込んであれば当然違います。
ここまでくるとかわいそう…
でも、これもミニ。
甦らせます、さっさと下ろそーっと。

即、下ろしまして

本日午後入庫の Mk1 。
エンジンO/H その他のご用命。

即、エンジン下ろしました。

時計は 18:20 ですが、小一時間前に作業は終わっていてこの画像は、上へ上がって着替え終わって
こざっぱりしてから撮ったものです。
エンジンを下ろす作業なんて、なーんにも頭使わないので簡単なもんです。
自分で摘んだエンジンならなおのこと。

ヒーター組めました

Mk1 のヒーター、組みあがるみたいです。

***
昨日深夜〜今朝の拙宅の台所。
先日の続き、チャバッタを小さく(チャバッティーナだっけ)焼きました。
6つできました。

焼き上がった時、リビングで居眠りしてて…オーブンからすぐ取り出さなかったので少々焼きすぎ?

切れ目を入れて、それぞれあれこれ挟んで朝食に頂きました。
娘は、残ってたあんこで「あんバター」


さて、今日はクラブのミーティングなので、晩の支度もあらましやってから家を出ました。
合間で、お客様の畑でt採れたさつまいもをレンチン。
しっかし立派なお芋だこと。

潰してバターを少しとお砂糖、思いつきなので牛乳でのばして店へ持ってきました。
お弁当のおかずなんかに使うアルミのカップと卵も1つ、持ってきました。
うらごしもなし!急ごしらえのスイートポテトっぽいものを焼きました。

1時間では終わらないので、みんなの虫抑えくらいには…なるでしょう。

人の手間って?

今朝、出勤したら2階(靴を脱いで上がるクッションフロアです)の床が超冷たい!
これは怪しい…やっぱり。
蛇口をひねったら、鈍いようね変な音がして水に混じって氷が出てきました。


Mk1 Cooper’S’ ヒーターの支度をしています。
この個体についていたものはグスグスだったので…良品のストックを午前中にブラスティング、
ダストを清めてから塗装します。
細々したもの、車に付いてしまえばあたかもずっとそこにあったように思えますが、良品とはいえ
当時のものを引っ張り出して組んでいきますから、まず塗装を取り除いくところから。
地味に手間がかかります。

いくらエンジンが hot でも、競技車はカーペットとかないから冷えるんです。
さぁ、塗り上がりました。


ケーブルテレビで放映されまくっている、「名車再生!クラシックカーディーラーズ」(本国での
番組名は “Wheeler Dealers”(実は「策士、策略家、みたいな意味があります)。
あの番組、違和感しかないんですけど。

売れた金額 > 車両の仕入れ+交換した部品代 で、儲けが出たとマイクは喜んでる。

エド(メカニック)はただ働きなの?

社会勉強のために子どもたちが、縁日のお手伝いで水の入ったヨーヨーの屋台を出してる
まるでそんな感じです。
仕入れがいくら
売り上げがいくら
差額が儲けです(お手当はみんなで分配するでしょうきっと)

ホラね、たいして変わらない。

彼の言ってる「儲け」で、成り立つとでも?
確かに、エドの作業は私に言わせればツッコミどころ満載、
「え?それ替えるのにそこのゴムはそのままなの?!」
ってなのはいつものことですが、ただ働きに近いならさもありなん。
レストア、ってのもやめてもらいたい。
(お気づきかもしれませんが、グレイスでは簡易なものはリフレッシュと呼んでいます)

あーいうの、バンバン放映して。
手仕事がどんどん軽んじられていく。

似たような番組で “CAR SOS” がありますが、クオリティはさておき(あんな短時間じゃ無理)
あちらは趣旨が全く違いますから見ていられます。

事情があって不動になって久しい車を元気にして、オーナーにも元気になってもらう。

すぐ手の届くところに各方面のスペシャリストがいて、毎度羨ましくなります。
メーターやディストリビューターをリペアに出すのに、国際郵便を使わなきゃならないなんて!

忘れていたこの感じ

車検に伴い、MGB の足廻りを全てリフレッシュします。

よくココに書くことですが、車のコンディションは日々緩やかに劣化していっているので、どれだけ
ヘタってしまっているか…
エンジンとか
クラッチとか
足廻りとか
配線なんかもそう
リフレッシュすると、おったまげます。
(たまげるってもとは西の方の方言なんですって!漢字だと「魂消る」と書くんですよ!)

わぁ、こんなに良かったっけ ❤︎
忘れてたわぁ、この感じ ❤︎

こういうこと、よくあります。
乗り手の操っての満足ももちろんあるのですが。
足が全然動かないとか、運動性能(走る・曲がる・止まる)に支障が出ますし
配線劣化…ショートから発火の危険、灯火類が暗くなったりエンジン出力の低下まで影響は及びます。
エンジンも、O/H のタイミングを逸してしまうと、再利用できるものもできなくなる。

車は日々消耗していくので、言ってみれば当然のこと。
幸い私たちが愛してやまない古い車たちは、物がまだまだ潤沢にない時代…直すことを前提に設計
されている時代の車なので、消耗したものは取り替えれば原則復調できます。
(部品が手に入るかどうかは需要があるか、にかかってきますが)
少なくとも、グレイスでお世話する車両/オススメする車種は、部品の供給が一定以上見込めるもの
ばかりです。

モダンカーは、直せないようにできていますし第一、メーカーが製造から一定時間が経過すると部品の
供給を止めますから、直しながら長く保つことはかなり困難です。

直せるってことは、馴染んだ同じ個体を使っていけるということ。
棄てない、手放さない、サスティナブルです。
なのに古い車は自動車税が割増になったりと、冷遇…納得できません。

リフレッシュして、愛車に惚れ直す…幸せですよ ❤︎
是非、ご相談ください。

せっせこ、せっせこ

こちらの Riley Elf は、車検のタイミングでトランスミッションの O/H です。

こちらは Cooper’S’ なので、ガソリンタンクは右もあります。
25L + 25L 合計で 50L 入ります。

つくかなー

もうすぐ仕上がる、ミニ。
グラスファイバー製のウイングエクステンション(オーバーフェンダー)をつけます。
合うだろうか…
ちょっとキツいので、まずはボディにヒーターでじーんわり熱をかけてみます。

じーんわり矯正…

どうにかつきそうです ❤︎
このあと色を塗ります。