【 再掲 】我が家のお雛様は「左上右下」

昨年、師走の手前でウェブサイトがすっ飛んで。
店主の家の習慣なども好きに綴っていましたが消えたので、懲りもせずまた。
今日は我が家のお雛様の飾り方。

我が家は向かって右に男雛、左に女雛と飾ります。
私がそうしたくてしていることですが、関東は反対のことが多いです。

左上右下(さじょううげ)
飛鳥時代、唐の国から伝わったとされるこの考え方。
日本の伝統的な礼法の一で、北に座す不動の北極星を背にした時に、どっちが上座か…
北を背にすると太陽が昇ってくる東は『左』。
よって左のほうが位が上、と考えます。
もっと言うと…
東は日が昇る(=物事が始まる)→ 春 とか
それぞれ方位を司る四神(しじん:方位を司る神)がいて…
説明が面倒なので、ざっくりすぎますが抜粋!

こうやって見ると、さりげなく聞き覚えのあるものがちらほらないですか?
『青春』『白虎(隊)』『(北原)白秋』『朱雀(門)』…
皇太子のことを東宮とも呼びますが、帝より若くこれからの世代だから。
春宮でも「とうぐう」と読ませます。
大相撲の土俵とその吊り屋根も実は、五行が反映されています。

東に緑(青)の房
南に赤の房
西に白の房
北に黒の房
そして中央(土俵)は黄色

日本でもずっとその考え方できましたが、明治時代になって皇室が西洋の様式を取り入れる
ようになり、右が上( right = 右 / 正しい ですよね)の考え方が台頭してきた、というわけ。
京雛は 左上右下
関東は 右上左下
いいの、我が家(私)は昔ながらの礼法に則って飾ります。
ゴチャゴチャしていてあいすみません…でもココは皆がいつも居る場所なので。

この立雛は私の得意技、吉野雛です。
友人に姫が生まれた、ってぇと取り寄せて贈ります。

2016年、マン島の首都ダグラスの市長さんを表敬訪問した時も、貢ぎ物にしました。
当時の市長さんがラリースト+ミニのエンスージャストで、あちらから人を介してお声掛かりが
あったのですが…
面会はレッキ(ラリーで使うステージの試走)の合間で調整、ジャケットこそ羽織っていた
ものの、明らかに迎える側(市長と令夫人)と装いに差が…
これは、私としては和装で望むようなことだったんじゃぁ…
(聞かされてなかったし、話を取り次いでくれた人もシャツにスラックスだった笑)

ダグラス市の紋章など頂いてしまい…
吉野雛に救われました。

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これは過去の写真です…まだ出してない笑
早く出さなきゃ、拙宅の姫が行き遅れちゃう!(あ、それは仕舞う時か)