去りゆく夏に、盛夏のことを少々 ⑤

少々、という割には随分長い…もうすぐ終わりますので(笑)もうしばらくおつきあい下さい。

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動きたくないくらい満腹ですが、仲居さんに

「夜のお散歩、是非いらしてくださいね〜川向こうの竹林、夜はまた趣があります。」

と、体良く部屋から追い出され…
それもそのはず、上げ膳据え膳を熱望しお部屋へお食事を運んでもらいましたから。
そして食堂が寝間になるんだもの。
しかもお支度までしてもらっちゃうんですから。

邪魔。

さぁて、退場を命ぜられ腹ごなしに夜の散歩。
温泉地にはポツポツ足湯ポイントがあります。

お部屋から見えた朱塗りの橋。
これを渡って、例の竹林の小径へ向かいます。
仲居さん曰く、京都嵐山の竹林をイメージしてもらうとちょっと見劣りしますが…と。

いい雰囲気だよ?
川の音がなかなかに勇ましい…さわさわというよりはドードーに近いのかな。

この後、露天風呂に入って満足満足。
いつもより随分早く床に就きました。

お布団を敷き終わって仲居さんは、朝ごはんの時間を確認して下がっていきました。
朝ごはん…こんなに食べたけど夜が明けたらまたご飯…大丈夫かな笑

去りゆく夏に、盛夏の小旅行のことを少々 ⑥ へつづく