「週末はクラブ主催のロードラリー」でした

ちょっと怒涛のようで、レポートできずにおりましたが…
台風の影響を考慮して延期した、今回のクラブ主催のロードラリー。
お天道様が我々に味方してフィニッシュまで遂に降られなかった!

仕切り直しだったので、残念ながらご都合の合わない方も居て台数が若干減りましたがまぁ仕方ない。
これもラリー笑

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今回、店主は娘と TC のオフィシャル兼コンペティター。
女房殿こと私は、初挑戦のドライバーと組みます。
楽しさと奥の深さを伝える伝道師のつもりで乗るんですが…上手く伝わるといいけど。

夜明け前から移動、スタート地点へ向かう道すがら空が白んできました。
朝焼け…暮れる前に雨が降り出すと言ってますけどどうにかもってくれ…

スタートは、うちのクラブラリーではおなじみ『百目木(どうめき)公園』
参加車両の車検をして、ブリーフィングをして、701am 1分ごとにスタートです。

レギュラリティテストと呼ばれる、正確に走ることを求められるテスト区間をこなしながら、コマ図に
導かれてフィニッシュを目指します。
小さい頃から TC のオフィシャルをつとめてきた娘も、もう今月16歳…
海外/国内のステージラリーのサービスにおいて、チームの中で時間を管理する役目を担ってきたこと
もあり、板についてきたような。

さて。
今回はミニ率が高かったです。
レギュラリティテストは前述の通り、例えば

テスト区間 4km を 21.67km で走りなさい

というように、正確に走ることを求められるので、Cooper’S’(手前から2台目 Mk2)あたりは
かなり保って走るのはしんどいハズ。
ストレートカットのギヤノイズもうるさいでしょうし…
私は、初挑戦のドライバーとはいえ Mini 1000(一番手前)ですから、車的には有利でした。

ラリーは、その土地を楽しむのも醍醐味の一。
時分時のルートは、時間的にも食事処に恵まれず…フィニッシュ地点のカフェで多くの人が遅めの
ランチを頂きました。
(予め調べておいた10時半開店の蕎麦屋、11時に着いたら既に行列…マジかっ?!?! てことで断念笑)
森の中のカフェ『くるりパン』、お洒落な店内もいいんですが、テラス席もなかなか。
(春はキビしいかな…杉木立に囲まれてる…)

我々は店内のお席を選びました。

ドライバーさんと夫が注文した『カシミールドリア』これがまたなかなかでした。
夫は3年分の汗をかいたと言ってましたが、でも美味しかったそうです笑

暫定リザルトの発表があり、そこで流れ解散になりました。
程なくしてポツポツ…雨が降ってきました。
走ってる我々はいいんです…天気が崩れると外で計測するオフィシャルが大変です。
お天気もってホントに良かった!

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今回のロードラリーは、これまで作ってきた経験者+初めてラリーのコース作成に携わる2人の、
計3人が作りました。
コース自体は過去に開催した、いわゆるクラブのストックを利用してはいますが、新しい道や
自然災害の影響で使用できない道、より良いロケーション等 かなりの改良が加えられています。
極めつけに、フィニッシュに予定していた場所が、10月はバラのシーズンだから予約不可、そこから
終盤のセクションを練り直さなければならなくなって。
いろいろあるねぇ…これもラリー笑
くるりパンも休日の予約はできなかったけど、結果オーライと言いますか。

このクラブロードラリーは、台数を12台までに限って組んでいます。
以前もココに書きましたがこのクラブラリーの趣旨は、競技者としてのスキルアップはもちろん、
コース設定から運営・事務局に至るまで皆の修練のために企画しています。
作り手が増えることも喜ばしいし、作ることで益々詳しくなるのも嬉しい。
目線が変わることで( 競技者 → オフィシャル )理解もより深まります。
来年は3戦くらいできたらいい、と淡い野望を抱くオフィシャル陣…

この日本では難しいことですが1人でもモータースポーツへの理解が深まるように、クラブの外にも
門戸を開いています。
クラブ員とそうでない方は、参加費に若干の差があり(2,000円)、発行する領収証には

臨時クラブ員証

と小さく記載しています。
つまり、参加費+その日限りのクラブ会費 という解釈。
些細なことですが、コース担当は時間を作って何度も試走を重ねて机上での作業もたんまり経て…
そんな人の手がいっぱいかかった、形に残らない催し。
そんな皆さんに敬意を払って、指先まで意識を届ける感覚で(笑)事務局は支度をしています。