ダッシュボードのビニールレザー

夫が2階へ上がってきて、手製の型紙を使って黒のビニールレザーを切り出しています。

あれ?
ほぼできあがった Mk2 は、ベーシックモデルのはず…
昨日の記事で、Moto-Lita のハンドルがついたところを写したけど、ボディと同色よね?
切り出したペラを持って、さっさと降りて行きました。
2階はありがたいことに、十分すぎるくらい暖かいので、正直外へ出たくありません。
おや?どの車の分だろう…と思いつつも、帰宅のタイミングまで確認せず。
ご存知の通り、ダッシュボードにビニールレザーを貼るのは、上級グレードに限られます。

あぁ、Mk1 の Cooper’S’ の分だったのね…納得。

今年も精進します

新年の営業は今日からです。

暮れにおおかた仕上がったミニ、トー角を合わせて、ハンドルもリクエスト通り…うん、シック。
これから書類にかかります。

駅伝見てて、思うこと

自分も学生の頃は、運動(剣道)に明け暮れていました。
スカウトで高校へ行き1年からレギュラー、いろいろな経験/思いをしながら学生生活を送りました。

身体能力が高い若者はたくさんいるんですよね。
ただ、アスリートは主に体が資本ですからピークが早くやってくるので、肉体的な研鑽に対して
人間的な成熟や教養などが伴っていないことも少なくありません。
肉体・技を磨くことと並んで、人としての力や精神力などを養ったほうが、総合的にみて圧倒的に
いい結果が出ると思います。

生きていくための力や思いやりの心などを育むのは、子が最初に触れる社会である「家庭」が最初です。
そこがベースになり、子が自分が触れ合った社会で様々吸収しながら成長していく。
アスリートが強くなるためには、その辺り避けては通れないと思うんです。
たすきを繋いでいく学生たちを見ながら、ぼんやりそんなことを思っていました。


モータースポーツはその面、特殊な道具を使っているので年齢や男女の差がつきづらいのが大きな
特徴の一つでもあります。
その人の肉体の能力より、その人の経験値が大きく結果に影響します。
平等で、私はとても気に入っているんです。

新年おめでとうございます

今年のお賀状は、16歳の娘が担当しました。
例年、競技中の写真をハガキにするのですが、まぁややマンネリ。
今年は3年ぶりに海外も復帰しようと画策中ですので、店主(私)と女房殿のクルー結成の年の
1ショットを、水彩で描いてもらいました。
場所はマン島、首都ダグラスのプロムナード(目抜通り)が顔見せ的なタウンステージになります。
この年は(も)雨で、慣れない中 見えづらい中 いきなりのナイトステージにオタつく中、初日を
走ったのを思い出します。

9年前、ずいぶん時間が経ちました。
店はどんどん若い人で切り盛りし、年寄りがでんと幅を利かせて『老害』オーラを撒き散らして営業に
支障が出ないように…
粛々と作業します笑

今年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
若いスタッフ(メカ・ボディワーク)が店を引っ張り、盛り上げていく足がかりの年にしたいです。


もし、このタッチを好んでくださり、愛車を水彩で!というご用命がございましたら、絵の依頼も
受け始めていますので、お声掛け下さいませ。

佳い新年をお迎えください

あれよあれよと年内最終営業日。
エンジンは組み上がっていたけど、ずっとその先へ進めていない車両を引き取りに行ったり、
組み上がったエンジンに色を入れたり、
年明けに、書類を揃えて登録する車両の仕上げをしたり…

あわわあわわと日が傾いて、ぐんと冷え込み底冷えの工場の土間。
今年もここでたくさんの車の世話をしました。


お世話をする車は、10年前と比べればぐんと減りました。
手入れをしなければ朽ちていくし、そこに気持ちを注げなければ車はダメになります。
いっぱいダメになったろうし、海外へ出て行ったミニもたくさんいます。

現代車は残念ながら経済活動に翻弄され、それ売れやれ売れが未だに続いているので、使い捨ての
言って見れば『家電』に近い感覚のものになりました。
補助金が出ようが割賦の払いが少々減ろうが、取り替えることで「あぶれる車」を出している訳で。
目先の、視界3cmくらいのことに惑わされてはいけない。
まぁ、世の中…とりわけ日本においては物を大事にすることはもはや「悪」の領域 笑
やれやれ。

これまで幾度となく書いてきましたがミニをはじめとした古い車は、直すことを前提に設計されて
いるので、手をかければ人より長生きします。
古い車、とりわけミニが、長くオーナーの暮らしの友として共存できるよう、グレイスは来年も一同
力を合わせて取り組みます。
工作機械の手入れもし一層、我々に必要な機械加工も充実させていきます。


車の維持も、楽ではなくなってきています。
でも、
– 運転者に、運転する自覚を希薄にさせ
– 運転の危険に対するリスクを、他罰的に運転者以外に転化させるような思考へ誘導し、
– 道具を操る(運転)の愉しさをも奪い取った

そんな現代車に、興味がない人がいるのも事実。
たくさんではないけど、魅力を感じられず乗りたい車が見つからない若い人も、いる。
ミニはうってつけです。
そういう人に届けられるといいなぁ。
若い人が、今あるいいものを長く使い続けられるような、そういう手伝いができたら嬉しい。

来る年が、皆々様にとっていい年になりますように。

Merry Christmas

週末、暖かくしてお過ごしください!

↓ ↓ ↓ 1件、大事な人に出すの忘れちゃって私。
娘に書いてもらっちゃった ❤︎
(来年から私、作るのやめようかな笑)

功労賞の娘には…小さなプレゼント。
中身は…お化粧に使うもの。
(私が無頓着ですから、凝ったものではありません笑)


***
夫にはこれがクリスマスプレゼント…かな
(自分で買ってたけど)

白いグリップの限定品。
工場では使わないそうです ❤︎

エンジンかかった

なかなかこれを軸に進められなくて、遅々としていましたがようやくエンジンかかりました。
(えっと週末にはかかってた)
まだすることはありますが、これで転がれますから構内での配置換えも容易になります。
年の瀬へ向け、まだまだすし詰めですがおかしくならない程度にがんばります。

***

定休日、冬の土間からしんしんと上がる寒さを和らげてくれる相棒を調達しました。
わぁ…あったかそう。

当然のことながら、何回か冬を過ごすとペラペラになってきます。
あったかい秘密も、いつの間にかどこかへ。
お洒落、でなくて防寒は足元から。
しもやけは避けたいんですが、対策できるだろうか…

英国ストライキ事情

イギリスはサウスポートに住む、夫の長年のビジネスパートナーの奥さんから私にSNSを通じて
メッセージが届きました。

素晴らしいクリスマスそして佳い新年を迎えて下さい。
我々は今年、クリスマスカードを出しません。

郵便がストライキをするから、おそらく出したところで届くのは2月くらいになるんじゃないかな。
ってことで送んないから。

ここのところ BBC ニュース見てないから(ニュース自体あまり見てない笑)全然知らなかった!
ほんとだー

夫に伝えたところ…

あぁ食らったことあるよ、かつては今ほど通信手段がないから大ごとだった
購入を検討している車両の詳細を写真で郵送してもらっていた頃なんかは、ストライキを喰らいそうな
時には、DHL を使ったりしたもんだよ。
いい車は早く手を打たないと売れちゃうから、うっかりぶつかっちゃったら大変だった。
時期になると、鉄道とかも結構派手にやるんだよねストライキ。

ナニナニ…
やだ…誰がいつストライキするか載ってる12月のカレンダーが掲載されてるよ…
電車は時間通りに来やしないから、別に…って全く来ないのか笑
笑い事じゃない…
イギリスでは、物価や燃料の高騰で人々の生活に影響が出ているらしいので、今年はストライキする
側も迫るものがあるんだと思います。

私が小さい頃は、寒い時期になると、私鉄のストライキとか毎年のように聞いたものです。
日本はだいぶ平和ボケ。
最低賃金とかなんとかいって、経験もない人に見合わない給金を支給しちゃってますからね。


さて、クリスマスカードきっと届かないから送らない話。
昨年はアリタリアが破綻して、航空便での輸送を中止していたため船便で送ったから、イタリア到着は
2月頃だったよ…と送っておきました。
世界のあちこちで、いろんなことが起きてる…
どうか安全を保って、暖かくして過ごしてね、とメッセージを送りました。
(和三盆糖の干菓子を数人には同封したんだけど、賞味期限大丈夫かな…)

輸出予定届出証明書

久しぶりに車両を海外へ出す(輸出)案件があるので、今日車検を1台通しながら書類を整える
作業を、帰宅後にしています。
だいぶ前から船の予約をしていたのですが、荷が相当少ないとみえ予定していた船は間引きされ…
年明けすぐの船に乗れることになり、クリスマス前に保税入りとなりました。
車検のついでに、輸出証明を陸運局で発行してもらってきました。
出航の日が決まらないと手続きできません。

Export Certificate(輸出証明書)なのに、どーして英表記でない箇所がたくさんあるのかな。
上のように、車体の形状について日本語で

『箱型』

って書かれても、受け取った先の国の人には何のことやら。
英表記はもちろんのこと、日本語の表記は英表記より小さくていいと思うんです。
コレは陸運支局に言ってもダメだろうな…国土交通省の管轄だもの。

職権打刻も行った先で混乱を招く要因。
当然インボイスに謳いますが、輸出証明がこれでは…


運転免許だってそうです。
免許証に英表記を加えれば済むこと。
でも、そうすると国際免許の申請が必要なくなって、警察(免許センター)の身入りが減るから
日本はジュネーブ条約締約国なのに。