今日は立春。
昨日は節分。
我が家の姫は、夫にお面被らせて、豆をバチバチぶつける年でもなくなったし、
かといって年の数だけ豆を食べたら、夫なんか 62粒…まぁきっとお腹を壊すでしょう。
そんなわけで節分の晩は、お豆さんが残ったときに…と教わった、豆ご飯を食べました。
炊き込みご飯の要領で、白米を炊くときに昆布を1かけうっすら塩加減をして豆を一緒に
炊く、それだけ。
炒り大豆の香ばしい香りが移って、素朴ですが美味しいご飯でした。
***
このあたりで暮らしているととんと見かけませんが立春に、お寺さんや民家で薄い紙に
『立春大吉』
と書かれて貼ってある光景を、見たことがある方がおられるかもしれません。
春の始まり(1年の始まり)の日に、人々や世の安寧を願うことばです。
除災招福の言葉…謹賀新年 と同じような感じです。
お気付きかもしれませんが、4文字とも線対称…つまり裏から見ても『立春大吉』。
節分に入り込んだ鬼が、自分が入った門を振り返ると『立春大吉』の張り紙。
くぐったはずなのに…ひょっとしてまだくぐってなかったか?
と勘違い、再び門をくぐって自ら外へ出てしまう…つまり
『立春大吉』には、魔除けの効果があると言われます。
そそっかしくて、まるで落語の国の住人みたいな鬼どんですが…笑
***
お使いで訪れた、地元の馴染みの和菓子屋さん『たんの和菓子店』には、立春の今日
『立春大福』が並んでいました。
お化粧にきな粉(大豆でしょ)を使っています。
黄金色っぽくて、なんか幸せが来そうです…
ついつい、あれこれ買っちゃうんですよね困ったもんだ。
たんのさんへ伺う時は(忘れなければ)通い籠を持参します。
これなら、ショッパーを分けて頂かなくてもお買い物ができます。
お菓子も潰れません ♪
求肥に味噌あん 『福梅』
薯蕷饅頭 『山路の春』 あぁ幸せです。
それと!
もう2月だというのに、正月の生菓子 花びら餅に出会いました。
何でもキャンセルが出たそうで…
何だよ生菓子のキャンセルって!
子細存じませんが、作り手に押し付ける(敢えてそう言います)のは頼んでおいて
あんまりじゃぁないのかね?
とはいえ、おかげさまで季節を外れているのに出会ってしまった…❤︎
いわゆるこれは『残り福』。
もちろんあやかりますとも…ってことで、夜に一服点てまひょか。