山吹を見ると毎年思い出す

桜はとうに葉桜となり、店の前は山吹が満開です。
山吹の花を見ると毎年思い出す、『太田道灌』の話

太田道灌といえば、江戸城を築城した武将であるということと、山吹の花の話が有名。
江戸城といっても、あの江戸城の前身の江戸城。
現在の東御苑付近に位置していたそうです。

それと、山吹の花の話。
以前記事にしましたが、一昨年の晩秋にブログがすっ飛んだので消えちゃいましたので改めて。

太田道灌が供を連れて狩りに出かけたところ、道中で雨に降られます。
蓑(みの:すげ等で編んだいわゆる合羽)を借りて欲しいと農家に立ち寄ると、その家の娘は黙って山吹の枝を差し出すのみ。
ずぶ濡れで戻った道灌が、年配の家老にこの話をしたところ…

七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき

実の / 蓑 をかけていて、つまり…
貧しくて蓑すらないことを山吹の枝を差し出すことで伝えようとした…
道灌は己の無知を恥じて、以降学問にも精進したと言われます。
いくつになっても、どのような立場になっても、学びを怠らず謙虚でありたいと、山吹を見ると
毎年思います。

***
さてガレージの中は、というとMGだらけになっています。
車検で入庫中のMGB、点検中のMG Midget、向こうにはちょいと長逗留のMG TD。