この日もいい天気!…イギリスのクセに笑
さぁ泣いても笑っても今日1日。
お天気に恵まれたことにまずは感謝しながら、精一杯 出し切れるように…
サービスでは、メカニックが片付けを始めています。
日中で終わりなので投光器はもういらない。
ウマ(リジットラック)の箱がだいぶヘタれてきたので、ガムテープで補強。
こんな遠いところまで来てもらってるんだもの…何としても完走しないと。
—
2009年、夫がマン島ラリーに復帰した際、お向かいさんだった地元の MG-B 使い。
それ以来、勝手に “Ex-お向かいさん”(元お向かいさん)と親近感をもって現地でも仲良くして
もらっています笑(ホントは Ex-お隣さん : Escort Mk2 もいたけど、もう久しく会ってない)
前日悩んだ給油のポイントを、どこで考えてるかと女房殿と聞きに行きました。
おぼろげに思っていたそれと同じで、安堵…
順調に、2番手3番手でステージを重ねます。
ところがドライバーはそこはかとなく、ブレーキに違和感を感じていたそうです。
SS12 終了後、ブレーキの異変は疑うレベルのものではなくなり…
大慌てで車をみたところ、ブレーキフルードがなくなってしまっていました。
ひとまず SS 前の TC(タイムコントロール)まで行き、車がたまっていたので TC をくぐってから
シリコンのブレーキフルードを足しました。
SS13 終わればサービス。
どうにかして1本走ってサービスへ戻らないと。
(戻れても実は20分サービス…どうにかなるのか?)
ステージ丸々 + サービスに戻るまでのリエゾンを、サイドブレーキだけで下りてきました。
1:48:55 あたりから、フットブレーキ無しで走ってる我々が写ってます…
これは、命からがら SS13 を走りきって、わずかなリエゾンを走ってサービスへと向かうところ。
ドライバー曰く、生きた心地がしなかった…と。
—
さてはて、20分のサービスでどうにかなるのか?
な り ま し た。
(メドが立ったので、トイレへ急ぐドライバーの後ろ姿が写っていますね)
結果から言うと、リヤシューが「燃えて」剥がれちゃった…
バランス配分とか、もう少し考えないといけません。
すんごい乗れてたので、その辺りを考慮に入れてセッティングを煮詰め直すそうです。
優秀なメカニックのおかげで、ブレーキも修復…最後のセクションへ。
SS16(13.65km)では再びクラス1位のタイムでフィニッシュ。
気を良くしていよいよ最終 SS17 へ!と思いきや…
「 SS17 はキャンセルだから、なんでもいいからグランドスタンドへ帰れ」との指示。
(ドメスティックラリーだから?雑だなぁ笑)
どうやらかなり若いゼッケンのどれかがやらかしたようで、やや肩透かしにあった格好で今年の
Manx National は幕引きとなりました。
あんなにあれこれあったのに、どうにか道の上に残って終わってみればクラス3位。
巨匠こと Peter さんと労いあって、爽やかな午後はやがて暮れていくのでした。
一応、競技のふりかえりはここまで。
次の投稿は、Award Presentation の様子を。
その先は、『旅のおまけ』シリーズへ移ります。
しつこくまだしばらく続きますので、どうぞお付き合いのほどを。