ハイランドふりかえり① 〜Recce 土地を満喫

今日午前中、店の前の通りを白バイがうろついてました。
敢えて「うろつく」と書いてるのは、トンネルの向こうで,Uターンして横浜霊園からグレイスの前を
流してその先でまたUターンして…を繰り返してるから。
網に引っかかるのを待ってるんでしょうが、情けなくないのかね。

とりあえずご来訪の折、皆々様にはお気をつけ遊ばして。

***
2023年度全日本最終戦の、ふりかえりを始めます。

ハイランドマスターズ、ホストシティは高山市です。
いつもは、バイパス沿いのビジネスホテルに宿泊していました。
今回は、私がアクションを起こした時点で既にいっぱい…
いわゆる「古い町並み」が残る 一之町 / 二之町 / 三之町 にも徒歩で行かれる、高山駅の駅近くに
宿を取りました。
(実は、結果オーライだった〜笑)
ラリーの中心である HQ(Head Quarter)からもっと遠いのかと思いきや、今まで使っていた宿からは
ほんの数分で、ちっとも不便は感じませんでした。

圏央道 – 中央道 – 松本IC 下車、安房峠経由で 320km の道のりを移動、サービスパークにトラックを
置きに行くと、今回一緒に走るマン島でもご一緒してるおなじみの Mk3 が先にスタンバイ。

Recce(試走)で使うレンタカーを受け取って本日の任務は終了、チェックインして今回デビュー戦の
クラブ員と合流、腹ごしらえに出かけることにしたのですが…

外国人観光客が多すぎ
お店が小さい

どこもかしこも予約でいっぱい…
飛騨牛〜なんて思ってましたがそれどころではなさそう。
高山らーめんも危うい感じ。

参ったな…
片っ端から断られ、おそるおそる入った大衆割烹っぽいお店。
お、ここなら入れそう…
(後でレビュー見ましたが、ココはお品書きが日本語のみなのでハナから外国人は断ってる模様)

地元の人が使っている、小料理屋さんみたいです。
日本酒の種類も豊富、呑み助には嬉しいんじゃないかな。
我々はそれどころではないので頂きませんが(店主に至っては、アルコール受け付けません)
魚介のカルパッチョとか、お造りとか。
ここは山間部よね?
聞けば、意外と富山に近いので新鮮な日本海の海の幸が入ってくるルートがあるんだそうです。
富山と結んでるので、白エビとかがお品書きにありました。

何より、お通しに出てきたのがカツオのつみれ汁ですから…
お出汁も繊細で美味しかったし、いい意味で驚きの連続でした。
いいお店に流れ着いた、だいぶ得した気分です。
郷土料理もあり、朴葉味噌でいただく飛騨牛も皆で少しずついただきました。

来年も行こう。

***
明けて翌日は、Recce(試走)です。
コロナ騒ぎ以来、対面 / 受け渡しを減らす傾向にあります。
今回は、試走の順路を示したロードブックの表紙にゼッケンを自分で書いて、ステージの入口 / 出口で
表紙をオフィシャルに提示して、それぞれが通過を知らせるシステムでした。

このラリーは、ルートの都合なのか試走にお弁当がつくことが多いです。
山の上で時間調整がてら、お弁当をいただきました。

笹に包まれた鱒寿司とお稲荷さん、唐揚げと香の物。
この辺り、初夏の名物は『朴葉寿司』なんだそうです。
抗菌効果の高い朴葉で鱒とご飯を包んでるんですって。
初夏か…高山は基本この時期しか来ないからなぁ…

無事試走は終了、明日からいよいよ本戦。
日曜日天気が悪いらしいけど…

完走しました

週末は、全日本ラリー最終戦 ハイランドマスターズ(高山)でした。

おかげさまでニューマシンで完走、今回がドライバーとしてのデビュー戦だったクラブ員も完走、
当方のお客様で、マン島もご一緒している方の Mk3 Cooper’S’ は、Day1 でドライブシャフトの
トラブルがありデイリタイヤ…でもさっさと修復、翌日も一緒に走ることができました。

明日からさらっとですが振り返ります。
私がステージラリーに出るようになって、ちょうど10年。
始めた頃は、何が何でもココで進捗を報告…と、コドライバーの作業もしながら投稿していましたが
与えられた、限られている時間で何をするかを考えないと、本末転倒になりかねない…
そんな年齢になりました。

ペースノートの清書も必死にしていましたが、よっぽど読みづらい部分だけ改めれば「清書」までは
必要ないこともわかったので、体を休めて英気を養うように切り替えました。

今日はひたすら片付け。
(競技車とサービスカーの片付けは明日します)
普段から使っているライトバンも持って行ったので、夫はそれの掃除。
私はひたすら洗濯…

***
ヘルメットと hans の陰干し(私は全然ですが夫はやっぱりヘルメットのフォームに汗が滲みます)
シューズも風に当てます。

まつりのあとのいつもの風景です。

応援、ありがとうございました。

もうすぐ出ます

おかげさまでいい天気です。

見てくださいバッチリです笑


競技車に safety Equipments を積みます。
車検の時に装備品も併せて(有効期限など)確認を受けるので、車と一緒にしておきます。

給油して、車を積んで、支度をしたら出かけます。

エントリーリストが出ました

なかなかお目にかからない目線かも。
2名乗車のガッチガチにロールケージ組んだ車内のリヤから助手席を見ています。

ミニの競技車は、リヤクォーターウィンドに「ひと手間」が仕込んであります。
通常は金具がポップアップする分しか開かないところですが、金具に加工をしてピアノヒンジが
がばーっと開いてリヤにアクセスできるようにしてあります。
この画像は助手席側のクォーターウインドを開けて、カメラを車内へ突っ込んで撮っています。

助手席のハーネス(安全ベルト)の長さ調整をお願いしました。
それと車載カメラのテスト。


ずっとできないでいた、トラックのタイヤラックも作業しています。
作業しないと、間に合わなくなっちゃう…
角材をカット、溶接して組んでいきます。

すっかり秋の空…やっと仕事しやすい陽気になりました。
あっという間に陽が暮れますしね。

タイヤを置いて、サイズ感を確かめます。

いろいろシテージで試しましたが、我々の車(運ちゃんは夫ことグレイス店主)は10インチが一番
操りやすいし車への負担も少ないことがつくづくわかりました。

家庭で授ける、伝える

横浜市子ども・子育て支援事業計画の策定に向けた利用ニーズ把握のための調査

ってのがありまして、その調査票を見る機会がありました。
現況の把握、行政サービスの利用状況とそれに期待することなど
出産〜育児と続く一連の活動に対する満足度的なことや心配事などの調査。

子どもをどこかへ預けてるか
日常的に育児のこととかを誰(どこ)に相談しているか
こんな制度は知ってるか、利用してるか、料金はこんな感じだよ
行政の子育て支援に期待することは何か
今の暮らしには満足しているか

などなど。

引っかかった項目がありまして。
「不定期の預かりや宿泊を伴う一時預かり等」の註にあった記載なのですが

不定期の預かりや宿泊を伴う一時預かり等とは、パートタイム就労やアルバイトなどの不定期の就労、
冠婚葬祭、親の通院、リフレッシュ等の理由で、一時的にお子さんを預けることです。

冠婚葬祭
子ども、連れて行かないの?
「婚」ならまだわからなくもない。
でも「葬祭」は、子どもも列席すべきなんじゃないかしら。

人を送る儀式は、それこそ滅多にない「子どもが体験して、知る」チャンス。
葬儀の厳かな雰囲気とか、例えば読経の時に(空気を読んで)周りと同調するとか、
何をしているか幼い頃にはわからなくても、何度か経験するうちに(法事にしてもしょっちゅうある
ものではないですからね)年齢も重ねて、その集まりのことを理解するようになるのでは?
併せて、大きい意味で自分のルーツや家のことを漠然とでも感じて、離れていても、もう会えなくても
大事に思うようになる、そういう体験なのでは?
そういうのは、家庭で授けることです。

何で預ける?
それを行政が支援するとかって、ナニソレ意味がわかりません。

そういう場面で親戚と会って(子どもに限らずそうですよね)消息を確かめ合ったり成長を喜んだり…
葬儀って、割とそういう機会じゃありませんか?
親戚ですからある程度大目に見てもらえるだろうし、会の中でサポートしてもらえると思うけど?
(荷物持ったり、目を離さないように皆で見守ったりさ)
送る会、偲ぶ会であることはもちろんなのですが、送る人が親族や近い人を集める…そういう機会だと
私は思っています。

正直、子供を預けて働きに出る昨今の風潮に、いささか疑問を抱いています。
言うなれば子を為したのは親になったものの勝手であって、そこには当然義務が生じます。
生活の為に働きに出る、それを行政が支援する(=預かりの環境を整え充実させる)…すごい違和感を
感じるのは我が家だけでしょうか。

お金をバラ撒くのではなく、子育てにお金がかからない仕組みを構築すること

だと思っています。
以前から何度も書いていますが、例えば歯科矯正が保険の対象外であることとか。
噛み合わせは体の根幹につながる大事な部分にもかかわらず、自費。
ニコチン外来は保険がきくのにね…ホラ、おかしいでしょ。
例えばイギリスは、子どもにかかる物品購入に税金(VAT)かかりません。
もっと言うなれば、食材を買っても VAT はかからない。
でも、出来上がったサンドウィッチを買えば VAT がかかります。
人の手がかかっているから。
もちろん外食をすれば VAT がかかります。
そうやって、消費者が暮らしを組み立てることが可能です。

むやみに預ければ、成長の瞬間を見逃すことにつながるし、時間や気持ちに余裕がないと、親子の
関わりや絆も希薄になりかねない…
家庭の中での情緒的な教育も難しい。
家で授ける、授けられる環境を。
行政が考えるべきは、そういうところなんじゃないのかな。

リフレッシュ、必要だと思うけど…それで預けるかね?
夫婦で子ども抜きで出かけたい、そういうことかな?
この辺りは価値観もありそうなので…我が家はありえないけど。

Sportity

じわじわ近づいている、全日本ラリー ラリーハイランドマスターズ2023。
実は来週末…

エントリーリストや開催直前の競技者向けの情報等、ウェブサイトに時々見にいってるのですが、
10月1日付でこんな情報が!

公式掲示板アプリにSportityを採用します

!!

どっかで見た。
それも今年、見た。
5月の Manx National でも使ってました。
ラリホ(ラリー北海道)でも使ったんだ、ふーん。

早速もう入れました。
Manx National の時は、ロードブックとかリザルト速報なんかもここに上がってました。

秋は台所

「春はあけぼの」みたいですが…
秋になると途端に台所に立つ時間が増える私です。
週に1度の買い出し、魚屋で飯蛸を見かけました。
イカとかタコとか豆アジとか、どういうわけか挑んでしまう。


大根と里芋とで、煮物を作りました。
最近、娘から煮物のリクエストがあって、涼しくもなってきたし応えています。
実家の母が煮物をどっさり作る人で、ひじきの煮付けとか切り昆布の煮物とか、同じものが何日も
食卓に上がってた幼少の経験から、あんまり煮物作るの好きじゃなかったんですが…

作れば美味しいし家族は気に入って食べてるので、ハフハフ食べるのもこれからの時期美味しいから
いろいろ作ってみようかな。

栗、楽しいぞ

先日お客様が下さった、お庭の栗。
栗ご飯にしたのは一部、よく茹でて中身をかき出し今年はお菓子に挑戦。
ゆっくり加熱、お砂糖だけ加えて良く練りました。
フォークで潰すにとどめ、濡れ布巾で茶巾絞りにしました。

うん、悪くない。
程よく粒々が残って、食感もまずまずです。

ここから更に生クリームと合わせて、こちらは裏ごししました。
なめらかなペーストが出来上がり、これはいわゆるあの「モンブランのおそば」アレです。
実は、朝のトーストに塗ってもうなくなっちゃいました笑

これはハマるぞ…
ペーストを使ってパウンドケーキも作ってみたい…絶対美味しい。
明日、週1回の買い出しの日だから、まだ売ってたら買ってこよーっと。

#9741もうちょっと

国内で使用する競技車(こっちも#9741になりました)、細かいものを残すだけってトコまで
どうにかこぎつけたようです。
どれどれ…
先日検討の上、選んだコドライバーバッグもドアバーにつくかどうか試してみます。

お?
イケるんじゃないの?
床とのクリアランスも確保できて、ドアバーに預けられそう。

床とのクリアランスが必要な理由?
それは…

雨漏り

組み立てのマシンだから杞憂に終わるかもしれませんが、これまで使っていた緑の Rover Cooper
雨漏りしました(今でもするはず笑)。
ドカ雨が降るとどこからともなく浸水、気付けば床に水が溜まっています。
時にうっすら、時にちゃぷちゃぷ。
いつだったかエラい目に遭ったので、水をよく吸って気兼ねなくどこでも拭ける古タオルを車内に
しのばせるようになりました。
運ちゃんの方は特に、チャプチャプしてるとペダルワークに響きます。
古タオルに溜まった水を含ませては車の外で絞る、を繰り返す…地道な作業ですが水を取り除けます。
移動中にもできます!(窓から )

そんなわけで信用してないので(笑)バッグが床に接するのは避けたいんです。
コドライバーの方だって、ノートやドキュメント類が濡れるのも困るし、ケーブルの予備が入って
いたりしますからとにかく濡れるのは困ります。


補助灯も支度しています。
次の高山(ハイランドマスターズ)ではアイテナリー(旅程表)を見る限り補助灯の出番はなさそうです。
全日本はほぼデイラリーなので、薄暗いことはあっても暗くなる頃とかナイトのイベントは殆どありません。

夜のステージ、補助灯を点灯させてカウントダウンが進む中でドライバーがハイビームに切り替える…

オーキタキタ(ワクワク)ってなります笑
変態ですかね…

World Tourism Day

昨日は『世界観光の日』でした!(過去形 笑)
グレイス店主とその家族にとって旅は、その殆どがレジャーではなく仕事。
自動車という「文化」に携わる仕事をしていると自負しているので、それを取り囲む文化や環境を
合間で許す限り見たり体感したりということを意識しています。
より大きい理解につながるし、そこに住む人々との交流はより深い次元の理解や実感を引き寄せます。

いろんな場所に行きました。
これからもまた行くんでしょうが、我々は「小さいマス(升)」に縁があるような気がしています。
まずマン島。
ココを訪ねて下さる方は、もしかしたらウンザリするほどマン島の紹介を浴びせられてるかも…
それくらい、我々の思い入れが強い場所です。
人々は素朴で、島とその自然を愛し、手を携えて暮らしています。
地元愛って言ったらいいのかな…羨ましく話を聞くことも、よくあります。

2018年に流れ着いた(笑)サンマリノも同様。
ギヤボックス屋さんを訪問するのが最大の目的だったこの旅、なんと午前中に約束していた訪問の
後、午後空けてくれてあって自らサンマリノの国の中心を案内してくれたんです。

さてサンマリノ。
国民がみんな知り合いで、裁判になった時に公平に裁けないから陪審員はイタリアから来るんだとか。
行政の長も任期は半年、独裁化や癒着を防ぐためだと聞きました。
マン島もダグラス市長は任期1年半…だったかな。
小さいコミュニティは、うまく言えませんが独特の感性を持っていて、それに触れるのはとても
心地のいいものだと私たちは思っています。

いろんな旅の形がありますが、私たち家族はこんな、慌ただしくも妙にディープでだいぶ偏った
我々の旅を気に入っています。


そんな我々の旅において、ローカルな食事は最も大事な要素のひとつ。
その土地を知るには、そこで人々が何を好んで食べるかを知るのは近道ですよね。
マン島の名産というと、すぐ頭に浮かぶのは Manx Queenie そして Manx Kipper 。
Manx Queenie は島名産のホタテの仲間、小ぶりなホタテって感じで肝のところが朱色をしています。
バターソテーや、クリームスープ、バップ(丸くて白いザクッとしたパン)に挟んで供されたり。
Manx Kipper も名前に島の名を冠する通り、島の名産。
Kipper とはニシンの燻製のこと。
ご存知でしょうか、きかんしゃトーマスに “Flying Kipper” なる魚運搬列車が登場します。
(もちろん “Flying Scotsman” :エジンバラ – ロンドン を結ぶ急行列車 のパロディ)
Manx のそれは味よし香りよし、メインミールとしてだけでなくてバップに挟んだり刻んでサラダの
ように食べたり、楽しみ方はあれこれです。
燻製ですから、御酒を召し上がる人にはたまらないアテ…

ところが!
今日になってビックリなニュースが!
島随一のキッパー屋さんが

GAME OVER

って…
なんなのそれ!
もう食べられないの?!
5月にも食べに行ったけど?
(これは別の年、今年行ったのは雨の日曜日でした)

コレ今年、ほぐし身と野菜にクルトンがパラパラ…シーザーサラダっぽく頂きました。
美味しかったよ…
もう食べられないの…?

今年マン島へ行った時に、Manx Fudge の廃業も知ったばかり。
我々が定宿にしてる Ballasalla の街はずれにある工業団地の中に小さな販売所を兼ねた工場があって、
味見だけで鼻血が出ちゃうんじゃないか、ってくらいたくさんのフレーバーを試食させてくれた記憶が
鮮明で、また行こうとパンデミック明けに行こうと思って営業時間を調べたら

廃業

伝統的な「食」は、どこの世界も静かにないがしろにされる傾向なの?
…World Tourism Day から随分話が飛躍しましたが、飛び込んできたニュースと相まっていろんな
ことを思ってしまいました。