明日、立秋

今日は定休。
昨日、恒例 暑気払いBBQ を店で催しました。
時折シャワーのように雨が降り、カーっと照りつけるよりは過ごしやすくお箸も進んだかな…
すんごい道具を携えて、腕利きのシェフ?が来てくれました笑
実は去年も来てくれたのですが、うちの環境が酷すぎて…
今年は私物のグリルを持ち込んでくれた、というワケ。

運営は若い衆にバトンタッチしたので、夫は午前中エンジン組んでるし。
私は自分のしたいことだけ準備したので、若い衆が買い出しに行く間にちょっとだけ支度。

茄子を焼いて、出汁醤油にちょいとお酢を垂らして(お浸し)
たたいたきゅうりと梅を、醤油とごま油で和えて(箸休め)
お抹茶とグラニュー糖を茶筅で練って抹茶ソース(かき氷 宇治金時)

あとは自宅で作ってきたキャロットラペと、茹でた小豆。
いずれも売れ行き上々。
こうして今年も恒例行事はお開きとなりました。

***
『夕涼み』
夕方になると気温も下がってくるので、縁側や外に出て涼むことを言いました。
昨今は、夕方だろうがちっとも気温なんか下がらないので夕涼みなんてしないしません。
きっともうこれは…死語。
死語っていうと、流行り廃りで消えていった言葉をイメージしがちですが、夕涼みは間違いなく
横浜あたりの環境では死語ですね…
忘れ去られる言葉。
縁側も、知らない人多いのかも…

引退 → 新調

我が家ではもう、長いこと食パンを買っていません。
一昨年の秋に飛んじゃったブログには書いた気がしますが、我が家にはパン焼き器がいて日々
パンを焼いてくれます。
「あーパン買い忘れた!」
もなければ、
「夏は心なしかパンが臭うなぁ(保存料的なもの)」
もない。
油断すればすぐカビが生えます。

体は、食べてものでできているので(当たり前のことですが)、自分で作れば何が入っているかは
ハッキリしているので…安全。

昨夜、今朝の分が足りないことに気付き、寝る前に焼きあがるようにセット。
もう10年近く、2〜3日に1度はやっていることなので、分量も諳んじてるしいつも通り。

ところが、焼き上がりが…
出来上がったパンと、私と娘が同様に感じた『音』の違和感をもとに夫が分析したところによると、
マイコンがいよいよイカれたんだろうとのこと。
少し前にも1度、こんなことがありました。
この先、うまくすれば焼けるかもしれないけど、焼けないかもしれない。
材料がムダになってしまう…もう10年近くたつことだし、引退してもらうことにしました。

後継者(?)はこの子。
ほぼ機能は変わりません。
また10年、我が家の朝食を支えてもらいます。
(先代同様購入は、海外仕入れで溜まったクレジットカードのポイントを還元した商品券で。)

世の中良くある話は、ホームベーカリー買って最初は目新しくて使ったけど、すぐ飽きちゃって
台所で幅を利かせてるばっかりになってる、というケース。
我が家では、炊飯器でご飯を炊くのとあまり変わらないんですが…
とにかく今日からよろしく。
さしあたって、明日のパンを焼こうかな。

低温調理器

壊れた…

57度設定で99.8度はおかしいって。
なんか、先日からどうも様子がおかしいので、今日は張り付いてずっと観察してたんですが…
設定した温度に達すると音でお知らせ、そこから加熱したい時間分だけ温度を保って調理してくれる
ハズが、

沸騰寸前(Max)まで加熱 → 設定温度まで下がって保つ

こんな動きをしていました笑
鶏むね肉で自家製ハム、のつもりでしたがまぁ何というか茹で鶏…
仕方ないか…そんなに高いものじゃないから壊れちゃったか…

いいもんだね

昨晩はささやかな家族のお祝いごとで、内々でお膳を囲みました。
お赤飯を軸に、会席料理っぽくしようかとも思いましたが、大皿で取り分けてワイワイ
やることにしました。
お赤飯はお持ち帰り頂くことに。

夫がお休みの日にフィッシュケーキを作って冷凍してくれてあるので(揚げるのも夫ですが)
私はそれ以外…

手前に見えてるのは、ペスカトーレの下拵えと、焼く順番を待っているピザ。
昨日はトマトベースのサラミと、ホワイトソースベースのビスマルク風の2枚。

前日にあらかじめ作っておいたスパニッシュオムレツと、低温調理器で作った鶏むね肉のハムを
主役にサラダ。
縁に七宝で鱗模様が施されたガラスの器で、キャロットラペを涼しげに。
食べ切ると底には、切子の技が施してあるなんとも涼やかな気に入りの器です。

ホントはピザをもう1枚、マルゲリータも用意してたんですがおなかいっぱい、ってことで…
少し落ち着いてからレアチーズケーキで〆にしました。
荒削り〜手作り感満載 笑

皆で他愛もない話をして、たらふく食べて。
いい会になりました。
ちゃんとお赤飯も持って帰ってもらいました。

縁起物の『つまもの』南天も添えました。
我が家の犬走りには、ちゃーんと南天が自生(勝手に生えてきた笑)してるので葉を摘んできて
冷ましたお赤飯に添えます。
(以前、温かいうちに乗せたら葉が黒っぽく変色…)
南天…難を転ずると呼んで、魔除けの効果があると言われます。
葉っぱには殺菌の効果も!

幸せのおすそ分け。
皆さんいい顔で、お帰りになりました。

夏越の祓

なごしのはらい と読みます。

今日は6月30日。
早いもので1年の半分が終わります。
半年分の穢れを祓い、残りの半年の息災を記念する行事。
大きい神社には茅の輪と呼ばれる結界が設けられ、そこをくぐって厄除けをします。

水無月と呼ぶお菓子があります。
ういろうの上に小豆が乗って、三角に切ったお菓子です。
小豆の赤は邪気を払う意味合いがあり、この行事には欠かせないお菓子です。

今年も自宅の近所の「たんの和菓子店」で求めました。
娘と、「まごまごしてると6月が終わっちゃう!」と慌てて出かけました。

皆さまには、どんな上半期でしたか?
我が家はなかなかに充実した上半期でしたが、後半も皆が安全で更に満ち足りた日々になるように。

今回はサーモンで

今年の都営でハマった Fish Cake 。
お客様お手植えのきたあかりで先日はコロッケ、今回はサーモンでフィッシュケーキ作りました。
週末にちょっとしたお祝いごとがあって、人が少し集まり家で食事会なので…
女房殿の手助け、一品作ります。

この後コロッケ同様に衣をつけたら、個包装してぜーんぶ冷凍。
今日は今日で、昨夜頂いたカツオ(半身)をタタキにしていただきますので〜

バーナーで豪快に
相変わらず、季節の恵みを頂きっぱなしの氣谷家です…感謝。

きたあかり

今年も大地の恵みをたくさんいただきました。
(いつもありがとうございます)
この2週間くらい、家の野暮用で目が回りそうだったので後回しにしていましたが今日こそは!

コロッケ

いっぱいマッシュしたので、残りは女房殿に託します…何ができるかな。
売ってる惣菜はいちいち味が濃いので(衣にも味が付いてたり)、素材の味がわかりません。
コロッケなんか手間少々、神経を使う工程もなく簡単だから作ればいいのに…。
家で作れば、抜群に美味しい。

オジカソース、毎年ラリー丹後(ちょうどこの週末に開催されてました)に遠征に行くと決まって
買ってくるのですが、もうストックないな。
また来年のお楽しみ、ってことで。

ラリー丹後は、丹後半島を南北に貫く『丹後縦貫林道』がステージに使われます。
大鼓(タイコ)山線、角突(ツノツキ)山線、成相(ナリアイ)線、大内線、奥寄(オクヨリ)線 
いずれもステージの名前になっています。
上りで使う時もあれば下りの時もあり。
上りは小排気量のミニには辛いのですが、下りは大いに勉強になりました。
今回の Manx National に向けたマシンのセッティングにも役に立ったんです。

踏んでこそ安定するわけですから、下りこそ踏まないと!

脱線しました…
次は、もう1回フィッシュケーキを作ろう。

旅のおまけ『ヴィクトリアサンドウィッチ』

我々が『巨匠』と呼ぶ Peter さんと一緒にラリーに出るときは、いつからか彼の奥様が我々に
ケーキを焼いてご主人にもたせてくれるんです。
嬉しいお気遣い、いつもありがとうございます!

2016年

2016年はメンバー最多の年で、一切れがとっても薄かった…
で、今年も!
(え…このケーキのトランポwは、Shinobu 専用なの?)

今年は史上最少のミニマム体制だったため、一切れが大きいこと!

このケーキは、「ヴィクトリアケーキ」とか「ヴィクトリアサンドウィッチ」と呼ばれます。
19世紀、イギリスが栄華を極めた時代のヴィクトリア女王の名前に由来します。
最愛の夫を40代の若さで亡くした女王が、悲しみから立ち上がろうと催したティーパーティーで
振る舞われたのがこのケーキだったそう。
キメの荒いこの感じが大好き。
レシピとか少し調べていたら、「サンドウィッチ」というだけあって薄いスポンジ2枚でジャムを
挟む、この作り方があちらではポピュラーみたいです。
来年、浅いこの焼き型をスーパーで買ってこよう。
Tesco で £3.00 だって ❤︎

***
このスポンジ、いろいろにアレンジできそうです。
これは、先日の投稿で紹介した Laxey Beach Stop Cafe でいつだか買ったカットケーキ。
レモンカードあたりでトップをコーティングしても美味しそう。
家にある焼き型でやってみようかな。

旅のおまけ『LAXEY』

LAXEY 島の東側、中頃にある小さな町(村かな?)です。

首都 Douglas から島の北の町 Ramsey までのびる Manx Electric Railway の中頃の駅。
駅舎ではお茶とケーキ等、軽食を頂くことができます。
約2名のおっさんは、アイスクリームを食べてました。

このLaxey を起点に、Snaefell Mountain Railway(スネーフェル登山鉄道)は Snaefell Summit(山の
てっぺん)まで達し、ゆったりと旅行者を運びます。
急勾配を行く、レールは2本+1…真ん中の1本は車輪が挟み込んで駆動します(フェル式)

ちなみに島で一番高いスネーフェル山の頂上に道路は通っておらず、頂上へ行くには鉄道を使う
必要があります。
…といっても、頂上には元ホテル?(カフェ)とベンチくらいしかないらしいです。
「らしい」と書いたのは、実は登山鉄道に乗ったこともないしもちろん頂上に行ったこともないから。
ラリーやっててそこまで余裕ないんですよね…悔しい。
娘は何度も行ってるそうですが、天気は運任せらしいです。
一緒に行った人の顔すら見えないくらいの濃霧もしばしば、とか。

最終の下り電車で、カフェのスタッフも山を降りるんだそうです。

***
Laxey には、織元があります。
Laxey Woolen Mills 先日記事にした、Manx Tartan とその他毛織物を生産・販売しています。
Manx Tartan はこのおじさんがずっと織ってます。
2012年も

2023年も(さすがにお年を召したけどこの織り機、自転車を漕ぐ要領で操作するので。
おじさんの背後では、織った生地の端の始末をするんでしょうか…女性が作業中。
フリンジに始末して、ブランケットにでもなるのかな?

***
マン島はかつて、各地で鉱石が採れてそれで栄えた一時代がありました。
どこの歴史とも同じように、それの運搬に鉄道が敷かれ港が開かれ、やがて廃れました。
Laxey もその一で、ここでは銀・鉛・亜鉛を採掘していました。
鉱山の坑道で出た水を汲み出すのに作られたのが、巨大水車 Laxey Wheel です。

現在は Manx National Heritage の管理下に置かれ、当時を語る工業遺産として保たれています。
稼働する水車としては世界最大と言われます。
坑道の一部を巡ることもでき、かなり前ですが行ったことがあります。

鉱山の中と外をつなぐ小型の蒸気機関車も、2004年を限って観光資源として復活。
あちらは当時の様子を伝え『遺す』活動が活発です。
祖先からの、自分たちのルーツや軌跡を正しく知り伝えることを怠っていません。
動態保存できなかったり、手を加えすぎてテーマパークみたいになってしまう日本のそれには
違和感を覚えます。

***
Laxey は小さな村ですが、港もあります。
Promenade(海沿いの目抜き通り、遊歩道的な)らしきものも一応…あります。
そこに、Laxey Beach Stop Cafe があります。

海を眺めながら軽食、休憩にはもってこいです。
今回はおっさん(1人はおばさん)ばかり6人で、アイスクリームを食べました。
イギリスらしからぬ、好天です笑

ホントはもう少し奥へ行くと、もうちょっとお洒落なカフェがあるんですが…
おっさんばっかだったのでやめました笑

旅のおまけ『 Fish Cake 』

イギリスメシを代表するのは、ご存知 Fish & Chips 。
よくイギリスメシをこき下ろす人がいますが、その辺りの話はまた別の機会にするとして、その量に
うんざりして美味しいものも美味しくなくなった経験はあっても、不味かった経験はないんです。
ま、日本同様、四方を海に囲まれた島国ですから海産物は美味しいに決まってますよね…
材料は cod(タラ)haddock(モンツキダラ)、ロンドン辺りだとカレイを使うなんて聞いたことも
ありますが、ロンドンの空港にしかいつも用がないので…ロンドンの事情はよく知りません笑

さて、今回何度か Fish & Chips 他、Fish Finger などいわゆる魚を使ったイギリスメシを食べたり、
人が食べてるのを横目で見たり(笑)してきました。

Fish Finger というのはスティック状にした魚の揚げ物。
草履みたいなサイズのメインミールの Fish & Chips はとてもとても食べきれないので、よく
メニューの
”Startar”(前菜)に載っているFish Finger を頼むことがあるのですが、今回出会った
Fish Finger は…
(Baguettes の欄に載ってた…こういうことだった…)

“Bite” に載ってた Fish Pie にすりゃよかった…
ちなみにFish Pie は、調理した魚などをマッシュポテトで覆って焼いたもの。
タラとサーモン、みたいに数種類のシーフードを閉じ込めたものも食べたことがあります。

“Fish ナンチャラ” について書きましたが今回もう一種類食べた “Fish ナンチャラ” が

Fish Cake

簡単に言うと、コロッケの挽き肉が白身魚に置き換わったような、そんなお料理。
旅の最終日にコッツウォルズで立ち寄った The Chip Shed で夫がオーダーしました。
なかなかオシャレなお店で、それでいて美味しくて。
take away もお客さんひっきりなし、納得のお店でした。
これが例の Fish Cake 。

食事してる時から2人で「これは家でできる!」とやんややんや。
帰国後 最初の月曜は、夫が長姉の病院の用件あってそれどころではなかったのですが、このお休みに
作ってみました Fish Cake !

見栄えは、お店のそれより劣りますがとにかく出来たっ!
ジャガイモを美味しく食べるレパートリーが増えました ❤︎