私が着物に袖を通す時

趣味?で着物を着ます。
そもそもは、娘時代にお茶のお稽古に通っていて、時と場合によって母に着せてもらっていたのが始まりです。
嫁してしばらくは通っていましたが、やがてそれどころでは無くなり…
でも手元にある着物(親や叔母が作ってくれたものや譲り受けたもの)は自分で着たいと思うようになり、なんと YouTube で着付け覚えました。
その頃は日を決めて午前中1時間(願わくば)と時間も決めて、娘が学校へ行った後に着付けの稽古をしていました。

やがて特別な機会(お祝い事とか)は和装で乗り切る決心をし(笑)、娘の七五三や入学卒業、人様の結婚式は常に和装、他 食事会や同窓会など気分が乗る時は和装で出かけています。
…といっても、お祝い事ラッシュの年齢は過ぎており、お食事会なんか滅多にないので着物に袖を通す機会は年に2〜3回といったところでしょうか。

先日、お声がかりがあり同年代の中年女性5人集まっての、少々早い忘年会がありました。
思えば一人で夜、出かけるなんて何十年ぶりでしょう。
(ビックリするくらい友達少ないので笑)
気が向いたので着物を出して着ていきました。
3月に「ドレスコード着物」で友達とランチに出掛けて以来でした。
しばらく着ない間に五十肩を煩い(左)…後ろ手が厳しいので着られるか心配でしたがどうにかなりました。

中華を囲んで、友人が手がけるフルーツを使ったシロップで作る飲料の試飲会も兼ねていました。
たらふく食べて(私の着付けはたらふく食べても大丈夫)、楽しい時間を過ごしました。

着物に袖を通す時、父方の叔母を思い出します。
和事に造詣が深く母にはない世界観を持っていた彼女に、母に抱くものとは違う憧れのようなものを持っていました。
彼女は10年がんを患って60代で逝ってしまったので、彼女を勝手に偲ぶ…着物を着るのはそんな時間だったりします。
この日に袖を通した格子の着物も娘時代に、叔母が通う日本刺繍の先生が営む小さな呉服屋で親に買ってもらったものでした。
帯と帯揚げは大人になってから自分で買ったもの、帯締めはいつからあるかわからない、実家から奪ってきた締め心地の良い万能の朱の冠組。
着物は組み合わせで長く着られるものも多く、良くしたもので娘の頃とは違った趣。
そんなささやかな楽しみが、大いに息抜きになり叔母を偲ぶ時間にもなりました。
次は暮れのパーティーかな…。


会場の都合で宴会は 5pm から、730pm に解散して帰宅したのが 8pm 前でした。
さっさと解いて衣紋掛けにかけて部屋着を着たところで、娘に夫から入電。
「今、どんな感じ?」
何のことはないレスキュー要請の電話で、30分後にはタウンエースで現場に急行笑
牽引で店までミニを運びました。

あぁ、師走。