MGB エンジン、Midget ミッション 他

加工が上がってきた MGB のエンジン、ここまできました。
(手前共の機械に入らない大きさだったので外注に)

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先日 Midget のギヤボックスを2つ洗っておきました。
いよいよ週明けに保税倉庫へ預ける、競技車と一緒にイギリスへ送ります。

今回1台なので、20ft でもスペースに余裕があります。
競技車が往復している時はよくやっているのですが、ケースをトランスミッション屋さんに託して、
ストックを作っておいてもらいます。
車を戻す時はフロントガラス(熱線入り含む)など、やはり送料がかさむものを同梱して運びます。
お客様のご希望があったとして、都度空輸していたのでは価格に跳ね返ってしまいます。
良いもの(より安全に運転できる)はなるべく多くの人に使って欲しいですから、価格が少しでも
抑えられるように工夫しています。
こちらが在庫していれば、需要があるときすぐ使えるので、こちらとしても安全を提供できます。

同梱品はリストにして乙仲さんに提出、インボイスを作成します。
重量・生産国も明記する必要があります。
スペアのタイヤを一緒に運ぶので、重量を計りリストに記します。

これを2本+ジャッキを積んで雪上をスタッドタイヤ前2本で…戦闘力ないわ笑

もうこれは悪質

どこぞで A/T の O/H を済ませた個体、というミニを車検でお預かりしていますが…
もう目に余るというか。
ごくごく一部を、参考までに記しておきます。

ありとあらゆる箇所に、メトリックネジを無理くり突っ込んであったり
履けないスペアタイヤが積んであったり
配線が絡まってる…わざとか?ってくらい「絡ませて」あるとしか言いようがない
ボディのパネルが腐ってもう「ない」ところに、適当に当て板+アンダーコートで隠してある

ネジは、伸び縮みを利用して接合するもの。
山の違うネジをぶち込んでどうするんだ。
それが理由で、ブレーキなどのパイプ類が歪んだり潰れちゃったりしてる。
あといくつ、私に修復をやらせる気かね…

12インチのタイヤが積んであったけど、これじゃいざってとき使えないよ。
軽自動車のじゃん、なめんなよ。

行き当たりばったりで配線を追加で敷いてあって、これじゃ自然界で蔦が好き勝手に這い回ってるの
より始末が悪い。
整備性もクソもあったもんじゃない。

フロアがないような車を、ボロ隠しして売っちゃダメでしょ。

処理しても処理しても、次から次へと大小ビックリするようなやらかしが出るわ出るわ。
見つける度に呆れては、車を愚弄(ぐろう)するその作業にイライラしながら作業するので疲れます。

再三ここにも記していますが、車はスピードが出る鉄の塊です。
扱いによっては、便利でもありますが危険なことにもなります。
その危険をできればなくし、快適に有益に使えるようにお世話するのが我々のプロとしての務め。

やる気がないなら、よくわかんないなら、できるフリして人からお足を頂戴してこんなことしては
いけない。
もう随分長いことこの業界に携わって、誠実に続けてきたからこのくらい言ってもいいよね。

沼津、雪

Mk1 本番車のエンジン慣らし第2回目。
少し早く上がらせてもらって、食事をかきこんで 9pm 頃出発。
1回目はハンドルを握る手がかじかんじゃったので、レーシンググローブをして。
足元も思ったより寒いことから、どうせ一定で走るだけなのでスノーブーツを履いて行きました。
これなら絶対足も寒くないっ 笑

御殿場あたりから天気が怪しくなってきた…
いつしかフロントガラスを叩くのは、何かの粒。
電光掲示板には『この先ユキ注意』ややっ!

新東名、長泉沼津ICですかさず降りて Uターン。
再びのって上り方面、鮎沢SA でトイレ休憩。
かろうじて停められたけど、大型が普通車のエリアまで停まっててほぼ満車。
明けて明日も冷え込み厳しそうだし、天気が読めるうちにいいところまで移動してきて時間調整
してるんでしょう…時間もコストも求められて、この業界もさぞ辛いのでは。

エンジンは随分こなれて軽やかになってきたので、だいぶ戻ってきてから5,000 回転くらいまで
回してみました。
うん、いい感触です。

これでひとまず 了、かな。

ア ★ マ ★ ダ ★ イ

日曜日、おそらく夫の『一番』であろう古いお客様から頂き物。
(それだけ古いお客様と変わらずお付き合いがある、ホントに嬉しいことです)

…じゃなくて、頂き物。
タラーン ♫

アマダイ
(いきなり焼いてる姿で恐縮です 笑)
アクアバッツァで頂こうと決めて帰ってきたので、

鱗を引いて〜ワタ取って〜

ところが。
うまく包丁が入らない…なんかおなかがスカスカ、空っぽな感じ…
そうです既にカマのところからかな?腹を開かずに!内臓が取り除いてくれてありました。
す、すごい…


彩のいい野菜はなかったのですが、セロリ・玉ねぎ・アスパラガス・トマト・蕪 この辺りを入れ
あさりと炊きました。
仕上げに、真っ暗な庭へ出て行きほったらかしでかろうじて生えているイタリアンパセリを散らし、
スープ多めでパスタと合わせました。

アマダイがどこにいるかわかんないね…
でもとっても美味しかった ❤︎
ごちそうさまでした!

***
冷たい雨降る定休日。
バキュームパックを買い求めてきました。
そう、競技車の一時輸出を目前に控えて、同梱品の準備も済ませておかねばなりません。
既に同梱品のリストと写真はできています。
1か月以上コンテナの中、赤道直下を通って進むのでカビ対策のために安全装備などは真空にして
載せます。
安全装備は競技中に装備しているので、どんなに気をつけていても対策しないとカビちゃうんです …
2人分。
先日の雪のラリーは夫だけ出場したけど、次は一緒なのね(当たり前か)。

昨日の『鮮やかで美味しい』晩ご飯に触発され、今日もいい気分で台所に立ちます。
今日はいちごジャムとりんごジャムを煮ました。
それから『白い冬野菜いろいろのポタージュ』も。

ネギ・白菜・蕪を使いました。
甘くて、優しい味に仕上がり、体の芯から温まりました。

あぁ、Safety Equipments

エンジンの慣らしを何度かに分けてする計画で、それ以外を合間で進めています。
ベルギーの前後で交換したものが、もう期限…
バケットシートは期限切れ

HANS(Head and Neck Support:重たい頭を万一の衝撃から守る安全装備)があたる部位は細く
なってる新しいタイプを買って調子良かったのに

ホイぎりぎり今年まで〜やれやれ。

でも、仕方ない。
装備の進化は日進月歩、目をみはるものがあります。
シートは後継モデルを今回装着しますが、1.5kg の軽量化。
このサイズで1.5kg ってすごい企業努力です、
1.5kg 太るのは簡単、痩せるのは大変…

ねーちょっと座ってみてよ。肩ベルトの具合をみたい。
女房殿に声をかけます。

「え、あたし太ったかな??」

違うでしょ新品なんだからクッション材が全くへたれてないんだよ!
…焦ってましたよ笑

English Breakfast

今年の5月に向けて、Mk1 の整備を進めていますが何せ随分長いこと放置したので…
だいぶすねてる。
何とかして間に合わせないと。

***
2019年を最後にイギリスは行ってないので、イギリスメシもとんとご無沙汰。
でも最近は、市場でマッシュルームを大袋で買うことがあり、朝の食卓が楽しい。
本場はまるでディナーのようなボリュームですが、

卵、今日は “Sunny-side up”(目玉焼き:卵黄を日の出に見立ててこう呼ぶ)
ベーコンペラーン
ソテーしたマッシュルームコロコロ
写ってないけど、焼きすぎ!の一歩手前のトースト
ミルクティー

これだけでも雰囲気はそこそこ、日本人の胃袋には量的にはこれでたくさん。

ソーセージとか
ハッシュブラウンとか
焼きトマトとか
ベイクドビーンズとか

あぁ…
これは2016年、渡英して一夜明けての朝食。
(これはだいぶ控えめ)

もうちょっとさかのぼって、これは2013年。

何年ぶりかな、English Breakfast 。
今年は都合で突貫/弾丸の旅程。
食べられるかな…
島の定宿の朝食は、焼きたてのクロワッサンが美味しいコンチネンタル(略式)なんだな…

まつりのあとは掃除から

週末の雪のラリー。
例年になく雪が少なかったけど、日中どんなに照っても3時を過ぎるとサーっと冷気が。
ぐんと冷えて日中の日差しで溶けたりシャリシャリした路面は、あっという間に凍ります。
ガッチガチの場所、ブラックアイスバーン状態でツルッツルの場所。

当然、凍結防止剤がふんだんに撒かれていました。
いわゆる『塩』ですから、車体にとっては最大の敵。

雪での健闘を労う意味で、掃除。
高圧洗浄機でキレイにします。

Rally of Tsumagoi 2023 Leg2

スケジュール的には昨日の方がタフ、今日は朝からですが4本しかないので昼過ぎには終わります。
たった4本ですから、ここまできたら道の上に残ってね!

無難に2本終えてサービスへ。
スタッドタイヤの使用はステージの中に限り許可されていますが、昨晩に引き続き山の上のステージ
の連続する箇所は、タイヤ交換しないまま(つまり移動もスタッドタイヤのまま)通行してよろしい
という裁定が降りたので、『あること』に挑戦することにしました。

4輪スタッドで走る

そんなの、雪のラリーじゃあったりまえなんですけど、このラリーの規則と自分らが用意できる
人材とを考えると、無理だったので諦めていました。
でも、最終セクション(最後にサービスがない)なら?

現地のサービスパークから、サービス中にこちら(お留守番組)に入電。
SS10 のタイヤ交換ゾーンの座標を送ってくれ!
というものでした。

ホイきた!
座標を送ってあとは、位置確認ツールで間に合うのかどうかモニターしていました。

2019年にタイヤを交換していた時は、もう何というか寂寥感とか虚しさとかが漂っていました。
ブーツリッド開けっ放しでタイヤを取り替えてて、トランクの中が雪で真っ白になるほど吹雪いて
いた時もありましたっけ…ドライバーの足もとはレーシングシューズですから底薄…極寒…

今回は、タイヤ交換ゾーンでサービス員による補助作業が承認されているので、同じことをしている
とは思えないような活気。
なにこれー笑

ウチも!こじんまりしてますが4本持ってきましたよスタッドタイヤ!
じゃ取り替えます。
4本スタッドだとどんな感じでしょう…

やっぱり4本履いてグイグイいければ違ったらしく、最終SS 出口でのインタビューはご機嫌でした。

雪は少なめ
あったかめ

とはいえ、過酷な条件下での競技の運営、毎度本当に頭が下がります。
寒さで機材は言うことを聞かないこともあるだろうし、山の中ですから電波も然り。
条件に左右されずに安全な運営を保つのは、骨の折れることだと思います。
社会情勢で無観客になったとて、主催者のご苦労は減りません。
人の往来がない分の負担は減っても、その分発信することに期待されている(期待してた)し…
観客やファンが、嬬恋村をこのラリーで訪れることができなかったのはとても残念ですが、もういい
加減、それも終わるでしょう。
日本は激しく遅いけど、世界は刻々と変化していますからまたラリーのステージに観客が戻ってくる
(あ…日本は激しく限定的にしか見られないんだった…そこは改まっていくんだろうか)
でしょう。
見てくれている人がいないってことは、生で伝えられない。
ミニの素晴らしさやラリーの楽しさを伝える手段の一として、ラリーを続けている部分もあるので、
早く日本も、そういう環境になってもらいたい。


今回、いつもと違う尽くしの女房殿こと私でした。
いつもは…

ストレートカットがうるさい車内で
時間に支配されながら
日程を1秒でも早くこなせるように、車を(運ちゃんを)コントロールする

のが私の仕事。
今回は…

温い部屋で
クルーをいろんな手段を使って追いかけて
ハラハラ(ホっと)する


終始そんな感じでした。
電波の安定しないトラッキングを、ハラハラしながら見ているサービスの面々の気持ちもよーく
わかったし、一方でラリーを観戦する楽しさも久しぶりに味わいました。

そして今回は事前に、「コドライバー指南+キタニクルーのメソッドを伝える」というミッションが
ありました。
ドライバーで出場経験のあるクラブ員が、今回夫とクルーを組みました。
概ね上手くいったのですが、時間管理の理解が浅かったようでつまらないほころびが出てしまい
ました…失敗。

そして 10pm 過ぎ、トランポから競技車を下ろした上で、帰宅。
帰宅後の感想などは、また改めて。

やっぱり好きなんだよ

Rally of Tsumagoi レッキの日には、『ウェルカムパーティー』なるものがありました。
ビュッフェ式の会食で、今回はエントラントも少なめ…あちこちで話の花が咲きオフィシャルの方々
との交流もある、楽しい時間となりました。

今回、2台いるスウィーパーのうち Sweaper 2 は、三菱の社員からスタートし、ラリーストとして
世界で活躍してきた篠塚健次郎さん。
パーティーの席でお話しするチャンスに恵まれました。
1988年、篠塚さんがアジパシ(Asia-Pacific Rally Champioship)の初代チャンピオンになったのは
よーく覚えています。
1989年海外ラリー(マン島が最初でした)に参戦したのは、彼の活躍に触発されたのもありました。
なんでもガラパゴス的に、井戸の中だけで済ませて外を目指さない日本という風土において、目標に
したい人でした。


やっぱりアナログなものがいい
年を重ねれば重ねるほど、自分にはこれ(車)しかないよ



ずっと続けてきた人は同じことを思うんだなぁ…と、
気付けば随分長いことやってる私は、うんうん頷きながらちょっと幸せな気持ちになりました。

私もミニが好きすぎて、ここまできました。
自家用車も、競技車も、家族の足も、ミニ。
大好きなラリーもミニで…というよりは、ラリーを走るミニに子供の頃魅了されたので、ミニで
やるのは当たり前か笑
文字通りミニがライフワークになりました。
女房殿は「体のどこを切ってもミニ、金太郎飴 的な」とよく茶化します。
でも本当かも。
ずっとこのスタイルでいきます。
先を走っているまだまだお元気な先輩から、この夜は刺激をもらいました。